SNS登録者が増えても売上につながらない|営業導線で見落とされていることとは

花澤宏幸

花澤宏幸

フォロワーが増えているのに、問い合わせが来ない

そういう相談を受けることがある

「毎日投稿しているんですけど、なかなか仕事につながらなくて」

聞いてみると、更新頻度は高い
デザインも悪くない
いいねもそれなりにつく

でも売上には、ほとんど影響していない

これは決して珍しいことではないし、
投稿している本人がサボっているわけでも、センスがないわけでもない

ただ、SNSをやることと、SNSで営業することは、まったく別の話だ

「毎日更新してます」が逆効果になることもある


以前、関わった会社で印象に残っている光景がある

毎日かかさずSNSを更新していた会社だ
熱心さは本物だった

ただ、投稿の内容を見てみると

「現在営業中です!」
「本日お休みをいただきます!」
「スタッフの誕生日でした!」


この繰り返しだった

もちろん、親しみやすさを出したいという意図はわかる
でも、それを見た見込み客の立場で考えてみると
「この会社に頼むと、自分の悩みが解決するのか」という問いへの答えが、どこにもない

フォロワーは「存在を知っている人」が増えただけで
「頼みたいと思っている人」は一人も増えていなかった

更新を続けることで自己満足に近い達成感は生まれる
でも営業という視点で見たとき、それは機能していない投稿になってしまっていた

SNSの「登録者数」は、営業の指標ではない


よく混同されるのが、「フォロワー数=信頼」という感覚だ

たしかにフォロワーが多いアカウントは、一定の信頼感を与える
でも、フォロワーが1000人いても、買う気のある人が0人なら売上は0だ

営業の視点から見たとき、SNSに求めるべき役割はひとつだ

「見込み客が、自分ごととして問い合わせる気になるか」

この基準で投稿を見直すと、何が足りないかが見えてくる

たとえば
- その投稿を見て、悩みを持つ人は「自分のことかも」と感じるか
- 読んだ後に「もっと知りたい」という気持ちが生まれるか
- 問い合わせ先や次のアクションが、自然につながっているか

この3点が揃っていない投稿は、いくら続けても「認知」で止まる
認知と購買の間には、大きな溝がある

営業導線という考え方


私が法人営業の現場で長年意識してきたのは、
「相手が次に動きやすい状態を作ること」だ

訪問したら終わり、ではなく
訪問→提案→関係構築→受注というプロセスを設計する

SNSも同じ発想で考えると、整理しやすくなる

  1. SNSの投稿で興味を持ってもらう
  2. 詳しく知りたい人がプロフィールやリンクにアクセスする
  3. 問い合わせや資料請求など、次のアクションが自然に起こる


この流れが設計されていないと、
興味を持ってくれた人が「ところで、どこに連絡すればいいんだろう」と迷って、離脱する

SNSは入口であって、それ自体が営業のゴールではない

入口から出口までの動線が整っていて初めて、フォロワーが売上に変わる

「ただやればいい」わけじゃない


SNSは続けることに意味があるという話は正しい
でも「続けること」と「機能させること」は、別のことだ

毎日更新しているのに成果が出ない、という状態が続くと
だんだん「SNSって意味あるのかな」という疲弊感に変わっていく

それはSNSが悪いのではなく、
何のためにやっているかの設計が、ずれていることが多い

私自身、映像や動画のコンテンツを扱ってきた中で
「作ること」に集中しすぎて「届けること」の設計が甘かったと感じた時期がある

コンテンツの質を上げることと、
それが誰の手元に届いてどんな行動を引き出すかを考えること
この両方が揃ってはじめて、投資した時間と費用が活きる

自社のSNSは、どこで止まっているか


改めて、自社のSNSを一度見てみてほしい

- 投稿を見た人は、自分の悩みと結びつけて読めるか
- 読み終わった後に、次に何をすればいいかがわかるか
- プロフィールや固定投稿に、問い合わせへの動線があるか

この3点を確認するだけで、
「何となく続けているSNS」と「営業として機能しているSNS」の差が見えてくるはずだ

フォロワー数を増やすことよりも、
今いるフォロワーが行動を起こす設計になっているかどうか

そちらを先に考えることで、やることが整理されることが多い

あなたの会社のSNS、
投稿の先にある「動線」は、ちゃんとつながっているだろうか

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ブライトビューメディアでは、SNSや動画コンテンツの設計から営業導線の整理まで、まず現状をヒアリングするところからお話を始めている。

費用の話は、その後だ。

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花澤宏幸
専門家

花澤宏幸(映像戦略ディレクター)

株式会社ブライトビューメディア

20年の法人営業で培った課題整理力を生かし、映像制作を企画段階から支援。「誰に何をどう伝えるか」を整理し、採用や広報の目的に沿った映像活用を提案します。

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