建設コンサルタントの仕事の不安・不満・悩みとストレス原因まとめ
新入社員や若手と呼ばれた時代を懐かしく思う方も多いと思います。
仕事を覚え、少しずつ手応えを感じながら成果を上げていたあの頃。先輩や直属の上司に評価された時の喜びの気持ち。
しかし、同時に上からの重圧に反発したい感情を押さえたこともあったのではないでしょうか。
「いつかは自分も」という経験を乗り越え、現在の立場にたどり着いた方も多いことでしょう。
管理する立場になった今は、「あの時の上司も、実は自分たちのためにがんばってくれていたんだなぁ」と、今だからこそ気づかされることがあります。
今回は、中間管理職が抱えがちな悩みについて見ていきましょう。
中間管理職の仕事の特性について
ピラミッド型の組織には、トップ以下、部署ごとに責任者がいて、さらにその下に配置される課長や係長という役職があります。上層部と現場で仕事をする若手たちとのパイプ役、いわゆる中間管理職です。
人と人、人と組織、組織と組織を有効に結びつける連結ピンに例えられることもあります。トップの意向を落とし込んだ目標設定を組み、意欲を引き出す言葉にして部下に伝える立場です。
逆に、部下の不満や欲求を、経営視点に沿った提案に仕立て直し上層部に提示するなど、調整役としての手腕も発揮しなければなりません。
このように、中間管理職は良い部下が育つ環境作り、チームとしての成果向上、組織を円滑に運営するなど多くの要素が求められることから、特定分野の社長であるとの見方もされています。
中間管理職が抱える不安・不満・悩み
以前は、上司のことを斜めに見ながら「自分だったら絶対にこうする」と思ってきたのに、実際に中間管理職の立場に就くと、問題や課題にうまく対処できていないこと、中間管理職としてうまく立ち振る舞いができていないことなどに悩む方は多いのではないでしょうか。
上からは無理を言われ、部下には不満を言われ、板挟みになって思うように物事を進めることができない。
完璧にやろうとして、目の前の問題をすべて解決しようとしたものの、自分の思い通りにいかなくなり、それが大きな悩みをなって立ちはだかる。
ほかにも、対人関係において強い姿勢で臨むことができない。
相手の気持ちや状況を汲み取り過ぎて自分の考えを押し込める。
何事にも真面目であるがゆえ、高い目標設定をしがちで理想と現実のギャップが埋められない…など、がまんが過ぎたり、がんばり過ぎることで空回りするケースです。
今の立場と自分自身を再認識「考え方の転換、解消方法など」
まず大切なのは、自分1人ですべて解決しようとしないことです。
上司から任されたタスクは、チームのメンバーのタスクでもあります。あなたはそのチームのトップにいるので、みんなの力を借りて達成をすればいいのであり、問題があれば全員に分散させるくらいの意識を持って取り組みましょう。
部下をうまく動かすことばかりに気を取られたり、部下に嫌われることなど気にしなくていいのです。信念をもって行動しましょう。
信念を持ち、前に進むあなたに部下も共感して、自分たちが持つ力を発揮してタスク達成に貢献してくれます。部下に任せるくらいの大きな心で捉えてみると、心に余裕が生まれるのではないでしょうか。
毎日が辛くてたまらないなら、今の自分の悩みを書き出してみましょう。
ロジックツリーという方法はおすすめです。自分の悩みを詳細に分析するやり方です。抱える最大の問題(テーマ)から、枝分かれする複数の原因を思いつくだけ連ねて、とにかく吐き出してみましょう。
原因のプロセスを追って導き出し、心の整理をしてみると、思考のクセが少なからず見えてきます。
頭で考えるだけではなかなかクリアできないことを文字に起こすと、悩みを客観的に理解することができるため、不安傾向がどこにあるのか、自分再発見につながるかも知れません。
思い込みや偏りなどが明確になれば、心の根底にあるものがクローズアップされます。
弱い自分が悪いのではありません。自分を認めて受け入れることがストレスを軽減するための第一歩になります。その上で、自分はどうしたいのか、どうありたいのか、ということを考えていきましょう。
自分に向き合うときには怒りや恐怖、悲しみなどの感情が生まれます。こういった感情に向き合うにはセラピストの支えが必要な場合がありますので、ひとりで苦しまずに、相談していただければお力になります。
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