仕事でうまくいかないことが続くと、自分はダメだと不安になり落ち込む
職場での人間関係に悩んでいる、常にノルマに追われている、与えられた仕事にプレッシャーを感じているなど、「ここから逃げ出してしまえばどんなに楽だろう?」と考えたことはありませんか?
こういった思いが頭をよぎるのは、あなただけではないはずです。どんな職種のどんな立場の人でも、働く上でぶつかる壁はあるものです。
こういった思いによって本当に押しつぶされてしまうか、経験として自分の財産にできるか…。すぐに経験として財産にすることができなくても、苦しんだからこそできることがあります。今のプレッシャーがいずれ自分の力になるという気持ちで、仕事に取り組んでみませんか?
プレッシャーを強く感じてしまい、仕事がうまくいかない
「仕事がうまくいかなかったらどうしよう」と最初から失敗することを想定して「緊張と不安しか感じられない」といった経験はありませんか?
プレゼンテーションなど、ライブ色が強く一発勝負に近い仕事の場合、重要な仕事を任されている場合など、プレッシャーが重くのしかかってきます。
心臓の音がほかの人にも聞こえてしまうのではないか、手の震えが止まらない、尋常じゃないほど汗が出るなど、プレッシャーの強さが身体に表れてしまうこともあるでしょう。
押しつぶされそうなプレッシャーにしょっちゅう見舞われるという心理状態は、失敗を過剰に恐れるプライドの高さに起因するところが大きいかも知れません。
「ミスをする自分をさらけ出すのは許せない」「人前で間違えることは恥ずかしい」といった感情です。
人の目や評価ばかりを気にして仕事をしたり、失敗することを過剰におそれて仕事をすると、心身ともに疲れてしまいますよね。
プレッシャーに潰されそうなときの心理
「仕事ができない自分を認めることはできない」という気持ちが心のどこかにありませんか?
「仕事がうまくいかない自分に価値はない」と思い詰めることはありませんか?
「私は駄目な人間だからどうせできない」と自己否定する感情が湧いてくることがありませんか?
失敗することに対する強い不安や恐怖の原因はどこにあるのでしょう。
プレッシャーを強く感じてしまうなど心の問題を探っていくと、幼少期に母親との間で愛情の確認や、安心感が持てなかったことによるケースが見受けられます。
成長過程で母親が自分の心のよりどころ、安心できる場所と思うことができなかったがために、マイナスの価値観や考え方の癖を身につけ、自分を守ろうとする習慣が生まれてきます。
家庭が安住の場でなければ、外でも解放されることは難しくなります。ましてや失敗するかもしれないチャレンジは、とても恐ろしいものとなってのしかかります。
「あなたのことが心配だから」と子供の挑戦に足かせをする親は、結局のところ「子供の失敗」=「親の失敗」という思いから「子供を心配する自分が不安」なのではないでしょうか?
禁止事項だらけで、転ばないように、つまずかないように何でも先回りする親もしかりです。
プレッシャーを解消するための考え方や対処法
ほかの人に依存することなく、自由に振る舞うことができるのが社会人の醍醐味でもあります。チャレンジしたり失敗することに対する不安や恐怖も、個々の解消の仕方を見つけ、あれこれ試してみましょう。これが社会人として自立していく第一歩になります。
ある意味、適度なプレッシャーがあるからこそ人は成果を出すことができるのです。
見方を変えて、たまに味わういい緊張感だと捉えられるようになるといいですね。
今感じているプレッシャーの向こう側にあるのは、仕事の出来不出来である前に、他人から受ける評価の怖さではないですか?
たとえ一度失敗しても、「自分の価値が決まるわけではない」と自信を持てるように、心を解き放してみましょう。「ベストを尽くしてだめなら仕方がない」という割り切りも必要です。
自分の価値はどこにあるのか、仕事だけが自分の価値を見出だす場ではないはずです。
あなたの価値は仕事で決まるものではありません。ありのままの自分を大切にして、自分自身を認めてあげましょう。
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