ちょっとってどれくらい??

前回、人は完全には分かり合えないもの。
それを前提に分かり合える部分を増やしていく事に意味があるとお伝えしました。
それでは、相手と分かり合える部分を増やしていく過程、
つまり親しくなっていくプロセスですが、
そこにはある程度ルールやマナーが必要です。
例えば、私の知人の女性の場合。
彼女は最初からとてもフレンドリーで、自分と家族との関係や
恋人とのデリケートな話までぶっちゃけな感じで話します。
そして、相手にも同じようにしてくれることを望みます。
相手がなかなか話してくれない場合は、どんどん質問していきます。
この彼女、皆さんはどう思いますか?
親しくなるには「自己開示」という自分の心を相手に見せていく事が不可欠ですが
人間は誰でも秘密にしておきたい事の一つや二つはあるものですし、
ゆっくり少しずつ分かり合っていきたいと思っている人もいますよね。
親しくなるのを急ぐあまり、相手の秘密にしたい部分に勝手に踏み込んだり、
逆に自分をさらけ出してしまって、どう受け止めたらいいのかわからないと
相手を困らせてしまったりすることは逆効果になるかもしれません。
だからこそ、親しい相手や親しくなりたい相手ほど一定の緊張感を持って
大切に扱わなければいけないのです。
私はそれを「協調力」と呼んでいます。
近い言葉に「同調」がありますが、協調力は違いを尊重しながら一緒にやりとりする力で
同調は周りに合わせて自分を調整することと考えています。
次回から場面や状況別に、協調関係を作っていくポイントやコツを
お伝えしていきます。 お楽しみに!!



