誰でもわかる、完成!竣工検査のチェックポイント。【外装部分編】
03 地盤の性質を知る。
一般的に敷地の地盤は大きく4種類に分類される。
◎ Ⅰa種(山岳地)・・・・岩盤・硬質土で、地耐力が100tf/㎡を超える地盤。
◎ Ⅰb種(台地・丘陵地)
・・・・関東ローム層・シラス層などの洪積層、扇状地および段丘の堆積物、風化土など
地耐力が10~100tf/㎡の地盤
○ Ⅱ種(平野・盆地)・・・・一般の沖積層
× Ⅲ種(平野・海浜・人工造成地)
問題はⅢ種地盤で、
以下のような危険性があるので
設計には十分注意が必要。
□均一な緩い砂層 ⇒ 液状化
□腐植土地盤 ⇒ 圧密沈下
□盛土地盤 ⇒ 地盤沈下
□埋立て地盤 ⇒ 地盤沈下・液状化
□干拓地 ⇒ 沈下・ガスの発生
このような場所に建設された建物で
適切な基礎工法を選ばなかった為に
圧密沈下や地震時の地盤の沈下変形などで
大きな被害を受けたという例も多い。