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寿命のお話し (3)

青沼理

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テーマ:建築メモ

50年かけて育った木を使って、60年もつ家をつくったとしたら?


緑は減りません。


アマゾンの森林が減った分の材木の多くは日本へ輸入されています。

その反面、日本の山は、手入れが行き届かず荒れ放題。

日本にだって、安くていい木材はたくさんあるんです、それを使わない手はないのです。

林業だけの問題ではないです。

農業も何もかもってことになってしまいますが、
「チョットー“メイドインジャパン!”どうなってんのよー」 と言いたくなってしまいます。



たとえば建築材料ひとつを取ってみても、
100年前から使われて今も現役の材料は、
101年目でダメになるとは思えませんし、
きっと、あと100年後も現役でちゃんと建材やってると想像してます。

しかし、

ここ数年出てきた新建材は、100年後どうなっているかは「?」です。

古けりゃいいってことでもありませんけど・・・。

建材の大臣認定を不正取得するという問題もおきて、
ますます信じられなくなってます。

何を信じたらいいのかと・・・。



ですから、もう一度原点に返って、
日本の “すまいに対する考え方” を
チョット変えていただけたら、
みんなにやさしいすまいに なるんじゃないかなぁなどと考えたりします。

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