着付けの良し悪し

杉山幸恵

杉山幸恵

テーマ:着付け

着付け師をしていると、良く聞かれることがあります。「着付け」の良し悪しは、どこがちがうのですか?と。どちらの着付け師に着せてもらっても、違いはないのでは?など。確かに日ごろから着物を着ている方でないと、疑問に思うかもしれません。そのような質問をいただいた時に私は、次のようなことが大切だと思ってお答えしています。

●苦しくなく、着崩れなく、また「着物」を着たいと思っていただける着付けをする事
●お客様自身が最高に美しくきれいに見えるシルエットをつくるために補正から整え着付ける事
●お客様に不安を感じさせない ゆるぎない迷いのないリズムカルな技術で着付けをする事

技術についてはこのように思いますが、実はお客様が感じていることは、着付けに入る前の、動作・立ち居振る舞いや、何よりも準備をするときのお着物の扱い方が一番大切だと思っています。大切な着物をどのように扱って準備ををしていくかなどの過程も、とても大切なポイントです。

コロナ感染者の増える中、着付けの依頼もキャンセルが多くなっていますが、春に向けて着付けの予約も入っています。着付け師は技術だけでは「着付け師」のプロとは言えません。心から丁寧な接客をし、お着物を扱うことにも気配りを忘れないようにしたいですね。
着付け

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杉山幸恵
専門家

杉山幸恵(着付け師)

株式会社 アントワープブライダル

今まで10,000件以上の着付けを経験し培ってきた顧客コミュニケーションを元に苦しくなく着崩れしない着付けに定評がある。プロの着付け師を育てる技術とビジネスマナーを指導。

杉山幸恵プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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