令和時代初の成人式
新成人の皆様、おめでとうございます!昨日は青空の中、晴れ着が映える気持ちの良い成人式でした。昨年は振袖レンタル業界の悲しいニュースもありましたが、今年はとても穏やかに成人式の日を迎えることができました。
この一年間で成人式の傾向を見ていると、昨年の不愉快な事件があった為かもしれませんが、お客様がとても慎重に成人式当日のお支度をお考えになっているように感じました。明らかに増えた傾向としては、一般的に言われている「ママ振り袖」の需要です。お母様・おばあちゃまがお召しになっていた振り袖や帯と小物は自分らしい物を揃え、新たな着こなしで成人式を迎える。私達、着付け師は、ただただ着物を着付けるだけでなく、ご家族の想いが詰まった一枚の着物を、お嬢様に、この皆様の想いをどれだけ着付けの仕上がりで表現できるかが大切だと思います。ご家族の方々との会話の中から感じ取れる、そのご家族のストーリーや思い入れのある小物だったり。
本来、着物は代々継がれていくことができる装いですが、バブル期などは新しい物がいいとされていた時代もありました。また平成が終わるこのタイミングで古き良き物は次の世代へ繋ごうと思っていただける若い世代の方が多くなる事を願っています。
今年もアントワープブライダルでもたくさんの成人式のお支度をさせていただきました。皆様、誠におめでとうございます。スタッフ全員、皆様を無事お送りすることができ安堵しております。
杉山チームの早朝から続いたながーい一日が終わったのは夕方の17時ごろでした。(^^)もちろん他にもたくさんのチームが頑張ってくれました!みなさまお疲れさまでした。
昨日の「ママ振り」のお客様のお写真です。どちらのお着物も素敵で、帯も丸帯だったり、全通柄の素晴らしい織りの帯だったり、着付ける私たちも楽しくお支度をさせていただきました。