死別後のクリスマスや年末の過ごし方

日高りえ

日高りえ

テーマ:グリーフケア

グリーフケア専門カウンセラーの日高りえです。

本日は天皇陛下の誕生日で、明日はクリスマスイブ、クリスマスと続きます。そして、年末が来てお正月を迎えます。
外の雰囲気は、賑やかですね。楽し気ですよね。

クリスマス

この時期は、自分の気持ちとの賑やかな雰囲気とのギャップが辛くなるときでもあります。

体のどこかが傷ついたとき。例えば、指を切ってしまったとき。しかも、深めに切ってしまったときは、傷口そのものも痛みますが、空気に触れるだけでも痛いです。水に触れるだけでも痛いです。ましてや、レモンのような刺激があるものに触れたときは、さらに痛みを強烈に感じてしまいます。

この傷というのが、大切な方を亡くして空いてしまった心。日常の外の雰囲気が水。クリスマスや年末年始がレモン。

普段でも外を歩くと、幸せそうに見える家族。心が痛みますよね。ましてや、クリスマスや年末年始は刺激になることがいっぱいです。その刺激は、大切な方を亡くした心に痛いほどしみてきます。

なので、傷があるからこそ傷口に痛むのは当たり前のことなんですよね。

さて、ここで質問ですが、指を深く切ってしまったとき、あなたならどうするでしょうか。どう過ごすでしょうか。

出来るだけ安静にしますよね。それでも指を動かさないわけにはいきません。そんなときは、精一杯のガードをします。絆創膏を貼ったり、水が入らないように何かでガードしたり。

それと同じで、クリスマスや年末年始は、できるだけ刺激を避けるように安静に過ごすことです。それでも、出かけなくてはいけない時は、自分の気持ちをガードすることです。

ガードとは…。

自分の中の心の痛みを、自分の中のあったかい心で包んであげてください。そして、亡くなった愛する人の愛を感じて、その愛で心をくるんであげてください。
そうすることで、あなたの心の痛みは緩和されていきます。

外の刺激物がいっぱいのあるところであっても、あたたかな愛でガードされ、他のだれよりも心が満たされている状態になることができます。表面上、楽し気にしている人よりも、心が充実している状態を味わうことができますよ。

そして傷はのちのちに、必ず修復されていくものです。

わたしからも、心が満たされるようエールを送ります。


グリーフケアカウンセラー 日高りえ

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日高りえ(心理カウンセラー)

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大切な人を亡くした人の悲しみをじっくり聴き、現在も過去も直視することができず、未来さえも描けなくなった心を癒すカウンセリングが特徴。そして、もう一度、生きる気力が生まれるように導くコーチングも強み。

日高りえプロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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