【中1・中2】テスト勉強はいつから始める?成績が伸びる子の勉強計画の立て方

原田恭兵

原田恭兵

テーマ:教育

「テスト勉強は何日前から始めればいいのでしょうか?」

「毎回、テスト直前にならないと勉強を始めない」

「勉強しているのに、なかなか点数が上がらない」

中学生の保護者の方から、
このような相談を受けることがあります。

中学校では、
小学校と比べて学習内容が難しくなり、
覚えなければならないことも
増えていきます。

特に中学1年生の後半から中学2年生にかけては、
数学や英語を中心に、
これまでの学習内容を理解していることを
前提に授業が進んでいきます。

そのため、
テスト直前にまとめて勉強するだけでは、
十分な準備ができないことがあります。

では、
テスト勉強は
何日前から始めればよいのでしょうか。

私は、
本格的なテスト対策は
2〜3週間前から始めることを
おすすめしています。


ただし、
これは普段から授業内容の復習が
できていることが前提です。

大切なのは、
単に早く勉強を始めることではありません。

「何時間勉強するか」よりも、
「何をできるようにするか」を考えて勉強すること。


今回は、中学1・2年生のうちに身につけてほしい、効果的なテスト勉強の進め方についてお話ししたいと思います。

テスト勉強は2〜3週間前から!ただし、普段の復習が重要

定期テストが近づくと、
学校からテスト範囲が発表されます。

そのタイミングになって初めて、
学校のワークを解き始める生徒も
少なくありません。

しかし、
それまでの授業内容を
十分に理解できていなかった場合、
2週間で全教科を仕上げることは
簡単ではありません。

例えば数学です。

今習っている単元が理解できていなければ、
まずは授業内容を理解し直す必要があります。

そのうえで基本問題を解き、
応用問題に取り組み、
間違えた問題を復習しなければなりません。

英語も同様です。

単語や文法を覚えるだけでなく、
英文を自分で書いたり、
文章を読んだりする練習が必要です。

さらに国語・理科・社会の勉強もあります。

そのため、
テスト範囲が発表されるまで何もしないのではなく、
日頃から学校で習った内容を
復習しておくことが大切です。

では、
実際にどのような流れで
テスト勉強を進めればよいのでしょうか。

テスト3週間前:理解できていない部分を見つける

まずは、
学校で習った内容を
理解できているか確認しましょう。

数学や英語では基本問題を解きながら、
分からない部分を見つけます。

学校のワークも早めに進めておくことで、
テスト直前に提出物に追われることを
防ぎやすくなります。

テスト2週間前:問題演習を中心に進める

基本事項を確認できたら、
学校のワークや問題集を使って
問題演習を増やしていきます。

この時期に大切なのは、
間違えた問題をそのままにしないことです。

解説を読んで理解したら、
もう一度自分の力で解き直してみましょう。

理科や社会などの暗記が必要な教科も、
繰り返し確認していきます。

テスト1週間前:できなかった問題を重点的に復習する

テスト直前は、
新しい問題を次々と解くことよりも、
それまでに間違えた問題を解き直すことを
優先したいところです。

特に、
何度も間違えている問題は、
理解が不十分な可能性があります。

教科書やノートを眺めるだけでなく、
何も見ずに解けるか確認しましょう。

もちろん、
必要な勉強期間は生徒によって異なります。

苦手な単元が多い場合には、
3週間よりも前から取り組んだ方が
よいでしょう。

大切なのは、
テストまでの日数を意識しながら、
自分に必要な勉強を進めることです。

成績が伸びる勉強計画は、目標点から逆算して考える

テスト勉強の計画を立てるとき、

「今日は数学を1時間勉強する」

「明日は英語を2時間頑張る」

というように、
勉強時間を目標にする生徒がいます。

もちろん、
勉強時間を確保することは大切です。

しかし、
1時間勉強したからといって、
必ずしも1時間分の学力が身につくわけではありません。

例えば、
数学を1時間勉強しても、
すでに解ける問題ばかりを繰り返していたのであれば、
新しくできるようになったことは
少ないかもしれません。

反対に、
30分しか勉強していなくても、
苦手だった問題を理解し、
自力で解けるようになったのであれば、
その30分には大きな意味があります。

私は、
勉強計画を立てるときには、
「何をするか」だけでなく、
「何をできるようにするか」まで考えること
が重要だと思っています。

例えば、

「数学を1時間勉強する」ではなく、
「一次関数のグラフを自分で書けるようにする」。

「英語を30分勉強する」ではなく、
「不規則動詞を覚えて、何も見ずに書けるようにする」。

このように具体的な目標を立てることで、
勉強が終わったあとに成果を
確認しやすくなります。

さらに、
目標を決めるときには、
前回のテストを見直すことを
おすすめします。

例えば、
前回の数学が50点だった生徒が、
次のテストで70点を目指すとします。

このとき、
ただ「20点上げたい」と考えるだけでは、
何を勉強すればよいのか分かりません。

計算ミスが多かったのか。

基本問題が解けていなかったのか。

文章問題が苦手だったのか。

時間が足りなかったのか。

同じ50点でも、
失点した理由は生徒によって違います。

計算問題で多く失点しているのであれば、
難しい応用問題よりも、
まず計算の正確さを高める必要があります。

一方、
基本問題は解けているのに応用問題で
失点しているのであれば、
文章問題などの練習を増やす必要があるでしょう。

自分がどこで点数を落としているのかを知ることが、
勉強計画を立てる第一歩です。

また、
学校のワークについても、
すべての問題を同じ回数解く必要はありません。

最初から正解できた問題と、
何度も間違えている問題では、
必要な復習量が違います。

間違えた問題に印をつけ、
解説を確認し、
もう一度自力で解いてみる。

それでも間違える場合には、
さらに基本的な内容まで戻る。

このように、
自分の理解度に合わせて勉強する内容を
調整することが大切です。

勉強計画は、子ども自身が考えて修正できるようにする

勉強計画を立てても、
予定どおりに進まないことはあります。

部活動で疲れてしまう日もあれば、
学校の宿題に予想以上の時間が
かかる日もあるでしょう。

また、
実際に勉強を始めてみると、
思っていた以上に
苦手な問題が多いことに
気づく場合もあります。

そんなとき、
計画を守れなかったことだけを
責める必要はありません。

私は、
勉強計画は一度立てたら
絶対に変えてはいけないものではなく、
実際の進み具合に合わせて修正していくもの
だと考えています。

例えば、
数学の復習に
予定より時間がかかったのであれば、
翌日の計画を調整する。

英語の単語を
思ったより早く覚えられたのであれば、
次の内容に進む。

理解できていない単元が
見つかったのであれば、
そこに時間をかける。

こうした判断を、
少しずつ子ども自身が
できるようになってほしいのです。

ここで保護者の方に
意識していただきたいことがあります。

それは、
勉強計画をすべて大人が
決めてしまわないことです。

子どもがなかなか勉強を始めないと、

「早く勉強しなさい!」

「今日は数学をしなさい!」

と言いたくなることもあると思います。

しかし、
大人が毎日指示を出し続けていると、
子どもは指示を待つことに
慣れてしまう場合があります。

そこで、

「今日は何を勉強する予定?」

「今、一番苦手なのはどこ?」

「次のテストまでに何をできるようにしたい?」

というように、
子ども自身に考えてもらう質問を
してみてはいかがでしょうか。

もちろん、
最初から自分で勉強計画を立てられる子
ばかりではありません。

その場合には、
保護者の方が
一緒に考えてあげることも必要です。

最初は大人が手伝う。

次に、親子で相談しながら決める。

そして、
少しずつ子ども自身が
決められるようにする。

このような段階を踏むことで、
自分で学習を進める経験を
積み重ねていけると思います。

勉強計画を立てることは、
単にテストの点数を
上げるためだけのものではありません。

自分の課題を見つけ、
優先順位を決め、
実行し、
結果を振り返る。

こうした力は、
高校受験だけでなく、
その先の高校生活や
社会に出てからも
必要になるものです。

テスト勉強を通して、
自分で考え、行動する力も
育てていきたいと考えています。


中学1・2年生のうちに、勉強の仕方を身につけてほしい

中学3年生になると、
高校受験に向けて
勉強する内容がさらに増えていきます。

徳島県では基礎学力テストも実施されるため、
定期テストだけでなく、
中学校で学習した内容を
広く復習する必要があります。

そのときになって初めて、

「どうやって勉強すればいいか分からない」

「何から始めればいいか分からない」

という状態になってしまうと、
学習を進めることが
難しくなる場合があります。

だからこそ、
中学1年生・2年生のうちに、
勉強の仕方を身につけてほしいと
思っています。

今回紹介した内容を振り返ってみましょう。

まず、
普段から授業内容を復習し、
テスト2〜3週間前には
本格的な問題演習に取り組むこと。

次に、
勉強時間だけでなく、
何をできるようにするのかを目標にすること。

そして、
前回のテストや普段の問題演習から
苦手な部分を見つけ、
自分に必要な勉強を考えること。

最後に、
計画どおりに進まなければ、
必要に応じて修正すること。

これらは、
特別な才能がなければ
できないことではありません。

少しずつ練習することで、
身につけていけるものだと思います。

ただし、
勉強の仕方を変えたからといって、
必ず次のテストで
点数が上がるわけではありません。

学習内容の難しさや、
これまでの理解度によって、
成果が表れるまでの時間は違います。

それでも、
自分に必要な勉強を考えながら取り組む習慣は、
これからの学習を支える力になるはずです。

私は、
子どもたちに、
ただ長時間勉強するだけでなく、
自分の成長を実感できる勉強を
してほしいと思っています。

「今日は何時間勉強したか」ではなく、
「今日は何ができるようになったか」。

ぜひ、
そんな視点で
毎日の勉強を振り返ってみてください。

未来舎では、
一人ひとりの理解度や
進み具合に合わせて
学習内容を調整しながら、
子どもたちが自分で考え、
自分から学ぶ姿勢を大切にしています。

テストで点数を伸ばすことはもちろん、
その先も自分で学び続けられる力を
育てていきたいと考えています。

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原田恭兵
専門家

原田恭兵(塾講師)

学童塾 (株)未来舎

子ども達一人一人をよく見ること、いいところがあったらすぐ褒めること、コミュニケーションをしっかり取ることを重視しています。だからこそ、それぞれの伸ばすべき個性を生かし、人間力と学力を育みます。

原田恭兵プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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