【中3】基礎学力テストの点数が悪かったら?結果より大切な「次の1か月」の過ごし方

原田恭兵

原田恭兵

テーマ:受験情報

10月7日に、
徳島県の中学3年生を対象とした
第1回基礎学力テストが実施されました。

結果を見て、
安心したご家庭もあれば、
不安が大きくなったご家庭も
あるのではないでしょうか。

「夏休みにあれだけ勉強したのに、
思ったほど点数が取れていない」

「この点数で志望校を目指しても
大丈夫なのだろうか」

「次のテストまでに、
何を勉強させればいいのか分からない」

受験が近づくにつれて、
こうした悩みは大きくなっていきます。

しかし、
ここで大切なのは、
第1回の点数だけを見て、
これからの可能性を決めつけないこと
です。

もちろん、
基礎学力テストの結果は
進路を考えるうえで重要な資料です。

だからこそ、
点数を見て終わるのではなく、
その結果を
次の勉強につなげる必要があります。

11月11日には、
第2回基礎学力テストが
予定されています。

今回は、
第1回の結果をどのように受け止め、
次のテストに向けて何を優先するべきなのか、
そして保護者の方は
どのように子どもを支えればよいのかを
お伝えします。

基礎学力テストは「何点だったか」だけを見ない

基礎学力テストの結果が返ってくると、
どうしても最初に目が向くのは合計点です。

前回より何点上がったのか。

友達と比べてどうだったのか。

志望校を目指せる点数なのか。

気になるのは当然です。

ただ、
同じ300点を取った生徒でも、
これから取り組むべき勉強は
同じとは限りません。

例えば、
次の2人を考えてみてください。

Aさん
基本問題ではほとんど間違えていないものの、
応用問題で得点できなかった。

Bさん
難しい問題にも正解している一方で、
漢字や英単語、計算などの
基本問題をいくつも落としていた。

合計点が同じでも、
課題は大きく違います。

Aさんの場合は、
応用問題に必要な考え方や、
複数の知識を組み合わせる練習が
必要かもしれません。

一方、
Bさんの場合は、
難しい問題に時間をかけるよりも、
基本問題の取りこぼしを減らす方が
得点につながりやすい可能性があります。

つまり、
点数は現在の結果を教えてくれますが、
次に何をするべきかは
答案を見なければ分からないのです。

特に注目してほしいのは、
間違えた問題の中に
「本来なら解けたはずの問題」が
どれだけあるかという点です。

知識が足りなかったのか。

解き方を忘れていたのか。

問題文を読み違えたのか。

時間が足りなかったのか。

こうした原因を整理することが、
次のテストへの第一歩になります。

「分からなかった問題」と「できたはずの問題」を分ける

テストが終わったあと、
間違えた問題をすべて同じように
復習していないでしょうか。

もちろん、
間違えた問題を見直すことは
大切です。

しかし、
限られた時間で得点を伸ばすためには、
復習にも優先順位が必要です。

私は、
間違えた問題を大きく
3つに分けて考えることを
おすすめします。

① 知識や解き方が分からず、手が出なかった問題

これは、
その単元の理解が
不足している可能性があります。

解説を読むだけで終わらせず、
教科書や基本問題に戻って、
必要な知識や考え方を確認することが
重要です。

② 解説を見れば理解できるが、テスト中には解けなかった問題
このタイプは、
勉強した内容を自分の力で
使えるようになっていない可能性があります。

「解説を読んで分かった」と
「何も見ずに自分で解ける」は
別のことです。

解説を閉じてもう一度解くこと、
数日後に似た問題を解くことが
必要になります。

③ 解き方は分かっていたのに、ミスで失点した問題
計算間違い、符号の間違い、
問題文の読み違い、
答え方の間違いなどです。

こうしたミスを
「ケアレスミスだから仕方ない」で
終わらせてはいけません。

例えば、
計算の途中式を省略して
間違えるのであれば、
途中式の書き方を変える。

問題文の条件を読み落とすのであれば、
何を問われているのか確認する習慣をつける。

ミスにも原因があり、
改善するための行動があります。

大切なのは、
間違いを反省することではなく、
次に同じ間違いをしないための方法を決めることです。

第2回までに、5教科を同じ時間だけ勉強する必要はない

第2回基礎学力テストまでの期間は
限られています。

この時期に気をつけたいのが、
すべての教科を
同じように勉強しようとすることです。

例えば、
数学の基本問題を何度も間違えている生徒と、
数学は安定しているものの
英語の単語や文法に大きな課題がある生徒では、
時間の使い方が変わるはずです。

また、
同じ教科の中でも、
すべての単元に均等に
時間をかける必要はありません。

数学なら、
基本計算や関数など、
今の自分が得点できていない分野を
確認する。

英語なら、
単語・文法の知識が足りないのか、
英文を読む力が不足しているのかを見極める。

理科や社会なら、
知識そのものが曖昧なのか、
資料や実験結果を読み取る問題が
苦手なのかを整理する。

こうして考えると、
同じ1時間でも、
取り組む内容によって
成果は変わってきます。

ただし、
ここで注意してほしいことが
あります。

第1回の間違い直しだけに時間を使い、
第2回で新たに必要となる範囲の学習を
後回しにしてはいけません。

第2回に向けては、
出題範囲を確認しながら、
これから学習する内容と、
すでに学習した内容の
弱点補強を両立させる必要があります。

おすすめなのは、
まず第2回までに
取り組む内容を整理し、
毎日の勉強に
優先順位をつけることです。

「今日は数学を2時間する」という
決め方よりも、

「今日は数学の関数の基本問題を
自分で解けるようにする」

「英語の間違えた文法問題を解き直し、
同じ形式の問題でも確認する」

といったように、
勉強時間ではなく、
できるようになることを目標にする方が、
取り組むべき内容が明確になります。

点数が悪かったとき、保護者は何と声をかければいい?

子どもの点数が思ったより低かったとき、
保護者も不安になります。

その不安から、
つい次のような言葉をかけてしまうことが
あるかもしれません。

「夏休みにあれだけ勉強したのに、どうして?」

「もっと勉強しないと志望校に行けないよ」

「このままで本当に大丈夫なの?」

こうした言葉には、
子どもを心配する気持ちが
込められていると思います。

しかし、
子ども自身も結果を見て落ち込んでいる場合、
さらに責められたと感じてしまうことがあります。

もちろん、
結果が悪くても何も言わずに見守るだけでよい、
というわけではありません。

必要なのは、
結果に対する感情と、
これから取るべき行動を
分けて考えることです。

例えば、

「今回はどの教科が思ったより取れなかった?」

「自分では、どんな問題を間違えたと思う?」

「次のテストまでに、何から取り組もうか?」

このような声かけなら、
点数そのものを責めるのではなく、
子どもが自分の課題を
考えるきっかけになります。

ただし、
子どもが落ち込んでいるときに、
すぐに改善策を話し合おうとしても
うまくいかない場合があります。

そんなときは、
まず気持ちを受け止め、
少し落ち着いてから
答案を見直してもよいと思います。

受験は子ども自身が
向き合うものですが、
保護者の支えも
大きな力になります。

保護者の方の役割は、
点数を上げるように何度も言うことではなく、
子どもが次の行動に向かえる環境を整えることではないでしょうか。

志望校を変えるかどうかは、1回の点数だけで決めない

第1回基礎学力テストの結果を受けて、
志望校について悩み始めるご家庭も
あると思います。

「今の点数では厳しいのではないか」

「早めに志望校を下げた方がいいのではないか」

こうした不安を感じるのは自然なことです。

ただ、
志望校について考える際には、
今回の点数だけでなく、
これまでの成績や学習状況、
今後どの程度の改善が見込めるかなど、
複数の情報を確認することが重要です。

一方で、
「まだ第1回だから大丈夫」と
根拠なく安心してしまうことにも注意が必要
です。

基礎学力テストの結果は、
今の実力を知るための大切な資料です。

厳しい結果であれば、
その現実から目を背けず、
何を改善できるのかを
考えなければなりません。

そのうえで、
志望校との距離を
どのように縮めていくかを
検討する必要があります。

特に、
受験に向けた残りの時間が
限られている今は、
「頑張れば何とかなる」
という気持ちだけではなく、
具体的な学習計画が欠かせません。

目標を持ち続けることと、
現状を冷静に判断すること。

この両方が大切です。

未来舎では、結果を次の学習につなげることを大切にしています

未来舎では、
基礎学力テストや全県模試の結果を、
単に点数を確認するためだけのものとは
考えていません。

どの問題が解けていて、
どこにつまずいているのか。

これまでの学習で身についていることは何か。

次のテストに向けて、何を優先するべきなのか。

こうした点を確認しながら、
一人ひとりに必要な学習を考えていきます。

また、
10月19日からは中学3年生の保護者面談も始まります。

第1回基礎学力テストや全県模試の結果をもとに、
現在の学習状況や志望校について、
保護者の方と一緒に考える機会にしたい
と思っています。

受験勉強で大切なのは、
ただ勉強時間を増やすことでは
ありません。

今の自分に必要な勉強を見つけ、
それを一つずつできるようにしていくこと
です。

第1回基礎学力テストの結果が
思わしくなかったとしても、
そこで立ち止まるのではなく、
次の行動を考えてほしいと思います。

11月11日の第2回基礎学力テストに向けて、
残された時間をどう使うか。

その積み重ねが、
これからの結果につながっていきます。

徳島県板野町の学習塾「未来舎」では、
一人ひとりの理解度や課題に合わせた
学習を大切にしています。

中学生の勉強方法や
高校受験についてお悩みの方は、
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未来舎公式ホームページ

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原田恭兵
専門家

原田恭兵(塾講師)

学童塾 (株)未来舎

子ども達一人一人をよく見ること、いいところがあったらすぐ褒めること、コミュニケーションをしっかり取ることを重視しています。だからこそ、それぞれの伸ばすべき個性を生かし、人間力と学力を育みます。

原田恭兵プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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