家族葬のプロが教える「事前相談の前に決めておくこと」①
葬儀の際、祭壇にお棺を置きますが、宗派によって頭の方向は左右異なるのでしょうか。
仏式の場合、故人様の頭の向きは、祭壇に向かって右、左ではなく、北向きもしくは西向きでご安置します。
それはお釈迦様がお亡くなりになった時、頭が北向き、顔が西向きだった話によります。
涅槃図(ねはんず)は様々な人によって描かれているので、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
顔を向けた西には極楽浄土があると言われ、周りの弟子たちが悲しむ姿が描かれています。
お釈迦様が亡くなられた時の「沙羅の木の下で頭を北に、顔は西を向けて、お身体の右側を下にして亡くなられた」頭北面西右脇臥(ずほくめんさいうきょうが)ということが由来で、その姿にならっています。
このようにお釈迦様と同じ姿勢をとることで、故人が極楽浄土に迷わず向かえるようにと思いを込めて枕を北に向ける習慣ができました。
一般的にご安置の際、住宅事情や会場の間取りなどで北枕が難しい場合は、西枕でも構わないとされます。
また、宗派・寺院によって方角に関係なく御本尊に向かって右側を頭にしてご安置する場合もあるようなので、葬儀の時には会場の作法にならいましょう。
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