家族葬のプロが教える「事前相談の前に決めておくこと」①
「信仰の自由」が認められている日本では、さまざまな宗旨、宗派が信じられています。
家族・兄弟とは異なる宗教(新興宗教など)を信仰されている方もいらっしゃるかもしれません。
この場合、お葬式はどの宗旨で行えばいいのでしょうか。
実際の経験ですが、家の宗旨でお葬式を終えた後、故人の思いを尊重し、故人が信仰していた宗旨でもう一度お葬式を行ったことがあります。
お葬式は、家の宗旨で行うのが一般的ですが、お葬式を自分が信仰していた宗旨で行ってほしいと希望されるのであれば、事前にご家族や宗教者の方と相談しておく方がよいでしょう。
もしお家の宗旨と違う宗旨でお葬式を行う場合、家のお墓が寺院墓地にあり、墓地がある寺院が菩提寺の方は注意が必要です。
菩提寺があるという事はご先祖様がいらっしゃるという事なので、新仏(しんぼとけ)(あらぼとけ)様を他の宗教で送るのは、ご先祖様の供養の事も考えて、菩提寺や宗教者、ご家族とご相談された方がよいでしょう。
「自分の信仰する宗旨で葬儀を行ってほしい」などの希望がある場合は、家族で話し合いをしておくか、希望する葬儀や納骨方法などをエンディングノートに記入しておきましょう。
生前の意思表示があれば、家族も故人の思いを尊重して葬儀を行えると思います。
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