“人と人との関係やコミュニケーション”を重視したコーチングスタイルで、「一歩踏み出したい」を応援（2/3）

自身の経験や学びから、今のコーチングスタイルに

　大学院まで6年間、化学工学、物理化学、量子力学について学び、卒業後は約15年間研究者として蛍光体や電池、LEDなどの製造技術開発をはじめとするさまざまな事業に携わっていた青木さん。

「研究者としての仕事に悩み行きづまることもあった中で、一番結果が出たのは“チームをまとめること”でした。後輩から『同じチームで働きたい』と慕われ、チームをまとめる能力について上司からも評価され、自身の適性ややりたいことを考えるうちに『人の心をサポートする仕事をしたい』という思いが出てきたんです」

　勤め先の企業ではチームの潤滑油になるなど、人との関わり方に長けていた青木さんにも、コミュニケーションがうまくいかず悩んだ時期がありました。そんなときに青木さんが行ったのが、“学ぶこと”。1000冊以上の本を読み、オーディオブックやセミナーDVDの総再生時間は1万時間を超えるほど自己啓発の分野について学び、たくさんの知識を身につけていきました。さらに「人の役に立ちたい」という思いのもと心理学や脳の活用方法について知識を深めるなど、上質な学びを重ねていきました。

　その上質な学びから得た知識や情報を応用し生まれたのが、インプット術やノート術といった青木さん独自のスキルアップ方法です。

青木さんのコーチングを受けた人のなかには、職場での人間関係の悩みによるうつ病から抜け出して仕事も順調に進み昇進した人や、「自分のしたいことがわからない、でも一歩踏み出したい」という状況から変わり自信がついて私生活でも前向きな変化が起こった人、夫婦間での問題が解決した人など、明らかな変化を感じる人も多いと言います。

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【次ページ】すべての活動は「誰かの一歩を踏み出す勇気やモチベーションが上がるきっかけになれば」という思いから

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