天然素材の持ち味と家相をみる九星気学で「人に優しい住まい」（3/3）

使い勝手プラス、家相・年回りを意識した間取りをきめ細かくご提案

　瀧口さんが提唱する家は、前述した素材の良さ、デザイン性と並び、「こだわりの間取り」も常に注目を集めています。設計に際しては4つのポイントとして、①動線、②採光、③通風、④収納をしっかりおさえ、施主と打ち合わせていく段階で何枚も図面を描くとのこと。
　そして瀧口さんの真骨頂とも言えるのが、「家相学を取り入れた間取りの提案」です。九星気学に基づいて、土地と家の方位、ご家族の年回りを考慮し、最良の間取りと建設時期および入居時期を提案するものです。建築学を基本ベースとし、地盤の分析といった科学的な判断も重要視した上で、方位学としての知恵によってバランスのいい住まいを導き出します。「この考え方は、例えば土地にマイナスポイントがあったとしても、それを補うプラスポイントの家にすることで、ご家族全員が気持ちよく安心して暮らせる日々のご提案として多くのお施主様に喜ばれています」。
じっくりときめ細やかにご家族が納得する家づくりを続けてきたことで、圧倒的にご紹介のお客様が多く、おつき合いも長きに渡っています。お客様の地元のお祭りに呼ばれたり、結婚に際しては仲人を依頼されたりと家族ぐるみのおつき合いが多いのは、まさに信頼の証しと言えるでしょう。
　建築業にたずさわって30年余の瀧口さんは、2年ほど前に大病を患ったものの、今は大変お元気なご様子で、「命と向き合う経験をしたことで、自分の与えてもらった使命として家づくりができるのだと改めて感じています」と、朗らかに語ってくださいました。

（取材年月：2013年3月）

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