平成25年4月1日以降の登録免許税に関するお知らせ
土地や建物の「登記」という言葉を耳にしたり広告や看板で見たことはあっても、いまいちピンとこない・・・という方も多いかと思います。
まずは、そんな「そもそも登記って何?」という疑問から解決していきましょう。
登記とは、土地や建物の所在・面積・所有者・その他の権利(担保等)を記録し、誰でも確認できる状態にすることです。
土地・建物は、原則、別々に記録されています。
(マンション等の一部を除く)
その情報が記録された帳簿を「登記簿」と言います。
登記簿は、国の機関である法務局に置かれていて、請求をすれば誰でも見ることができます。
※以前は紙で管理されていましたが、今はデータ化 されています。
では何故、登記が必要なのでしょうか。
Aさんが住んでいる土地や建物が、Aさんのものであるとは限りません。
そうなると、自分が購入を考えている土地や建物があったとしても誰と交渉をすればいいのか、購入後に何か障害となる権利(担保権等)はついていないか等、重要なことがわからないと怖くてお金を払うことができません。
これでは、手続きを円滑に進めることが出来なくなってしまいます。
そこで、国は登記制度を定め、土地や建物の重要な情報を記録し、誰でも確認できるようにしたのです。
ここで注意点をひとつ。
登記簿に記録されている情報が100%正しいかというと、必ずしもそうではありません。
確かに、間違った情報が記載されないよう登記制度が工夫されているので、よっぽどのことがない限り登記簿上の記録が否定されることはありませんが、場合によっては裁判等で権利が否定されることがあります。
諸外国の中では、登記簿上の記録に公的な信用力を与え、登記記録を信じて行った取引をあとで取り消されないようにしている国もあります。
日本の場合は、そこまでの信用力は与えられていないのです。
少し不安になるお話をしましたが、だからこそ登記簿に間違った情報が記録されないよう、司法書士が本人確認や意思の確認をして登記申請を行っているのです。
不動産登記申請の9割に司法書士が関与しています。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。