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■帰省中に実家で話してほしい"最初の一歩"と、手遅れになる前に知っておきたいこと
「相続なんて、まだ先の話だから。」
そう思っていたご家族が、相続が発生した後に口をそろえておっしゃる言葉があります。
「もっと早く話しておけばよかった。」
税理士として相続のご相談を受けていると、この後悔を耳にする機会は少なくありません。
帰省は、離れて暮らす家族が顔を合わせる数少ない機会です。
だからこそ、相続の話を始める絶好のタイミングでもあります。
家族が集まる機会を利用して、早めに話し合うことは、将来のトラブル防止に
つながるとされています。
■「準備」とは、遺産分割を決めることではありません
「相続の話をすると縁起が悪い。」
「まだ元気だから必要ない。」
そんなお気持ちから、話題を避けてしまう方も多くいらっしゃいます。
しかし、相続準備とは、財産を分ける話をすることだけではありません。
まずは、
• 財産にはどんなものがあるのか
• 通帳や権利証などの大切な書類はどこにあるのか
• 家や土地を今後どうしたいと考えているのか
• 遺言について考えていることはあるのか
こうした「家族で情報を共有すること」が、第一歩です。
帰省中だからこそ聞ける「最初の一歩」
いきなり 「相続の話をしよう」では、身構えてしまいます。
おすすめなのは、日常会話の延長で自然に聞くことです。
例えばこんな一言から始められます。
「最近、相続でもめる話をよく聞くけど、うちは何か考えてる?」
「大事な書類って、どこに保管してあるの?」
「もしもの時に困らないように、家族で確認しておきたいね。」
目的は結論を出すことではありません。
「話せる空気を作ること」が何より大切です。
■準備が遅れると起こりやすい、3つのリスク
① 本人の意思が確認できなくなる
病気や認知機能の低下などにより、ご本人の判断能力が十分でなくなると、財産の整理や
遺言の作成などが難しくなる場合があります。
「元気なうちに聞いておけばよかった」という後悔は、少なくありません。
② 財産の全体像が分からない
相続が始まってから
•通帳が見つからない
•どういう保険に入っているのか分からない
•どこに土地・建物を所有しているのか聞いていない
というケースも珍しくありません。
書類探しだけで何か月もかかることもあります。
③ 家族のトラブルにつながる
「お父さんは(お母さんは)はこう思っていたはず」
それぞれに都合の良い解釈をしていることで、兄弟姉妹の意見が対立するケースがあります。
財産の多い少ないではなく、「話し合っていなかったこと」が争いの原因になることも
あります。
この帰省中に確認したいチェックリスト
帰省したら、ぜひ次の項目だけでも確認してみてください。
□ 預金口座や証券口座は、把握できているか
□ 不動産は、どこに何を所有しているか
□ 保険の内容が、分かる資料はあるか
□ 遺言書はあるか、作成を考えているか
□ 大切な書類の保管場所を、家族が知っているか
□ 困ったときに、相談できる専門家がいるか
全部確認できなくても構いません。「話し始めること」が大きな前進です。
相続対策は「早すぎる」はありません
相続は、実際に発生してからでは、選択肢が限られてしまいます。
一方で、本人が元気なうちであれば、
• 財産の整理
• 遺言書の作成
• 生前贈与の検討
• 納税資金の準備
• 家族への想いの共有
など、多くの選択肢を検討することができます。
だからこそ、「まだ早い」ではなく、「元気な今だからできる準備」が大切なのです。
■まとめ
相続準備で最も多い後悔は、「もっと早く始めればよかった。」という一言です。
今年の帰省は、お墓参りや家族団らんの時間に、ほんの少しだけ将来の話をしてみませんか。
その何気ない会話が、ご家族の安心につながり、将来の大きなトラブルを防ぐ
第一歩になるかもしれません。
「何から始めればよいかわからない」
「我が家の場合はどんな準備が必要なのか知りたい」
そんなときは、お早めにたくえす税理士法人へご相談ください。
ご家族の状況に合わせた相続対策を一緒に考え、ご家族が安心して未来を迎えられるよう
サポートいたします。


