磐田卓球場(ラリーナ)に見る中大規模木造建築
こんにちは!フレンドハウスの大石知広です。
先日、「浜松地域FSC・CLT利活用推進協議会」の
第6回連携部会が開催されました。
小生が所属する連携部会は、
川上から川下までが連携による天竜材普及が目的です。
今年度最後の部会は、
会員事業者から天竜材を使用した取組事例発表が行われました。
浜松地域の製材業者は、
新生産システムのような大規模経営は皆無で
乾燥設備もほとんどありません。
そのため、低コストで量をこなすといった装置産業的な考え方よりも
小規模ながら天竜材の品質の良さを付加価値として売る、
いわゆる刺身のトロとして高く売るという考え方が
圧倒的に多いように感じます。
当面は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック関連向けが忙しく、
国内需要のみで十分賄えるため、海外販路確立に向けた考え方に
行政と民間事業者との間に相当の開きがあります。
1月に浜松市が県森林組合連合会(県森連)を通じて
コンテナ船で台湾向けに単独輸出したとの報道がありましたが、
その内容は、型枠など土木用材に使われ、
製材ではなく原木での供給とのことでした。
相当価格面で厳しいものがあったと推測されますが、
これで認知度やブランド価値の向上が図れるとは到底思えません。
鈴木康友浜松市長は、
市長就任時に「天竜の山を宝の山にする!」と約束されました。
市長自らがFSC森林認証を進め、トップセールスし、
林業振興課を復活させて、2018年度から海外輸出を本格化させるといった
“攻めの林業”を推進しているのですが、
他産地に比べ事業者の動きは鈍いままです。
林業復活の最大のチャンスが訪れようとしている今、
チャンスを掴むカギは「やる気と連携」にあります。
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