不正解との付き合い方
例えば、中学数学の文章題が苦手な子はとても多いです。
どうして苦手かと聞くと、とにかく「分からない」という答えがよく返ってきます。
そういう時には必ず、問題文のどこが分かって、どこが分からないのかを聞くようにしています。
そうすると、問題文のほとんどの部分は理解できている場合が多いです。
「みかん○個とりんご○個を買って・・・」とか、「大人1人○○円、子供1人○○円の入場料で・・・」とか
読めば、中学生なら普通に分かりそうな内容はかなり多いです。
分かる部分が確認できれば、どこが本当に「分からない」箇所なのかが、はっきりしてきます。
その分からない箇所を分かるように説明すれば、今まで解けなかった問題も解けるようになっていきます。
苦手意識があると、とかく「考える」ことを止めてしまう子は多いです。
むしろそういう時こそ、どこまでが「分かる」のかをしっかり「考えて」みることが、大切だと思います。