キャリア相談について

(5) 仕事にやりがいを感じられないとき、キャリア相談で考えること

「仕事にやりがいを感じられない」

「毎日同じことの繰り返しで、仕事が面白くない」

「以前は楽しかったのに、最近は仕事に気持ちが向かない」

そんなとき、転職を考える人もいるでしょう。

しかし、「やりがいがない」という感覚だけで転職を決める前に、一度その中身を考えてみることも大切です。

「やりがい」は人によって違う


仕事のやりがいは、誰にとっても同じではありません。

人から感謝されることにやりがいを感じる人もいれば、難しい課題を解決することに面白さを感じる人もいます。

新しいことを学ぶこと、仲間と協力すること、自分の専門性を高めること、安定して仕事を続けることなども、働く上で大切な価値になり得ます。

つまり、「やりがいのある仕事」を探す前に、

「自分は何にやりがいを感じるのか」

を考える必要があります。

「やりがいがない」の中身を考えてみる


例えば、

「仕事に慣れて刺激がなくなった」

「自分の意見を生かせない」

「努力しても評価されない」

「誰の役に立っているのか分からない」

「成長している実感がない」

など、さまざまな理由が考えられます。

これらは、同じ「やりがいがない」という言葉でも、意味が大きく違います。

原因が違えば、考えるべき対応も変わります。

やりがいは「仕事の内容」だけで決まらない


同じ仕事内容でも、環境が変わると感じ方が変わることがあります。

上司や同僚との関係、仕事の裁量、評価のされ方、働く時間、職場の雰囲気なども、仕事への満足感に影響します。

そのため、仕事そのものだけでなく、

「どのような環境で働きたいのか」

を考えてみることで、視野が広がるかもしれません。

キャリア相談では、経験を振り返ります


これまでの仕事を振り返ると、「以前はどんなときに仕事が楽しかったか」「どんな仕事なら自然と力を出せたか」といった手がかりが見つかることがあります。

何気なくやっていたことの中に、自分にとって大切な価値観が表れている場合もあります。

そうした経験を一緒に振り返りながら、自分にとっての「働く意味」や「大切にしたいこと」を整理していきます。

やりがいを「見つける」のではなく「つくる」という考え方


やりがいは、最初から仕事の中に用意されているものとは限りません。

自分なりに仕事の意味を見つけたり、新しい役割に挑戦したり、周囲との関わり方を変えたりすることで、後から生まれることもあります。

だからこそ、やりがいを感じられないときに、すぐ「自分に合わない仕事だ」と決める必要はありません。

まず、自分が仕事に何を求めているのかを考えてみる。

そこから、今の仕事で変えられること、これから挑戦できること、新しい環境を探すことなど、さまざまな可能性が見えてくることもあります。

キャリア相談では、その可能性を一緒に整理していきます。

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Mybestpro Members

福島治男
専門家

福島治男(キャリアコンサルタント)

キャリアデザイン・メンタルサポート株式会社

キャリアの悩みだけでなく、仕事上のストレスや人間関係なども含めて対話し、働く人が自分らしい働き方を考えることを支援します。

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