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五月病で「会社を辞めたい」と感じる理由 退職代行が増える時代に考えたい働き方とキャリア

福島治男

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テーマ:メンタルヘルス


ゴールデンウィーク明けになると、「仕事に行きたくない」「なんとなく気分が重い」と感じる人が増えると言われています。いわゆる「五月病」です。
近年では、この時期になると「退職代行サービスへの依頼急増」がニュースとして取り上げられることも珍しくありません。 新卒社員が入社数日で退職するケースや、「もう限界です」と連絡する若手社員の話題を目にした方もいるのではないでしょうか。こうしたニュースを見ると、「最近の若者は我慢が足りない」「簡単に辞めすぎだ」といった声が上がることもあります。しかし本当に、それだけなのでしょうか。

五月病とは何か?

「五月病」は正式な病名ではありません。
1960年代末頃から使われ始めた言葉で、もともとは大学生の無気力状態を表す流行語だったと言われています。50年以上の歴史を持つ言葉ですが、現在では

  • 新社会人
  • 異動した社員
  • 管理職になった人
  • 環境変化を経験した人

などが、新年度の緊張やストレスによって心身の不調を感じる状態全般を指す言葉として定着しています。一般的には、

  • 気分の落ち込み
  • 倦怠感
  • やる気が出ない
  • 不安感
  • 集中力低下
  • 「仕事に行きたくない」という感覚

などが見られることがあります。

五月病の背景にある「働き方」と「キャリア」の悩み

五月病については、産業医や精神科医など、医療専門職による多くの解説があります。
私は医療従事者ではないため、診断や治療について語る立場にはありません。一方で、キャリア支援の現場では、五月病の時期に次のような相談を受けることがあります。

  • 「この仕事が自分に合っているのか分からない」
  • 「何のために働いているのか見えない」
  • 「このまま今の会社にいていいのか不安」
  • 「頑張っているのに苦しい」

こうした悩みは、単なる体調不良だけでは説明できません。そこには、「どう働きたいのか」「自分は何を大切にしたいのか」という、“キャリアの揺らぎ”が含まれていることがあります。

なぜGW明けに「辞めたい」が増えるのか

4月は、多くの人が緊張感の中で走り続けます。

  • 新しい人間関係
  • 新しい業務
  • 新しい役割
  • 「早く慣れなければ」というプレッシャー

最初の1か月は気力で乗り切れてしまうことも少なくありません。しかし、ゴールデンウィークで一度気持ちが緩むと、それまで抑えていた疲労や違和感が一気に表面化することがあります。そして現代は、単に「耐えて続ける」ことが正解とは限らない時代です。働き方も価値観も多様化し、

  • 自分らしく働きたい
  • 成長実感がほしい
  • 意味を感じられる仕事がしたい

と考える人が増えています。だからこそ、「辞めたい」という感情の背景には、単なる甘えではなく、「この働き方を続けていいのか」という問いが隠れている場合があります。

「辞める」か「我慢する」かの二択ではない

もちろん、本当に休養や医療的支援が必要なケースもあります。 無理を続けるべきではありません。その一方で、すぐに「退職するしかない」と結論を出す前に、

  • 何に苦しさを感じているのか
  • どんな時にやりがいを感じるのか
  • どんな働き方を望んでいるのか

を整理してみることには、大きな意味があります。キャリア支援の場では、話を整理していく中で、

  • 「仕事内容」ではなく「人間関係」に悩んでいた
  • 「仕事そのもの」ではなく「期待とのギャップ」が苦しかった
  • 「辞めたい」のではなく「働き方を変えたかった」

など、相談者の方が自分の本当の気持ちに気づくケースも少なくありません。つまり、「辞めたい」という感情は、必ずしも“終わり”ではなく、「これからどう働きたいのか」を考える入口になることもあるのです。

五月病は「働き方」を見直すサインかもしれない

五月病は、決して珍しいものではありません。 真面目で責任感が強い人ほど、無理をしてしまうことがあります。だからこそ大切なのは、「頑張り続けること」だけではなく、

  • 今の状態を整理する
  • 自分の価値観を振り返る
  • これからの働き方を考える

という時間を持つことです。「このままでいいのだろうか」という違和感は、悪いものではありません。 その違和感こそが、自分らしいキャリアを考えるきっかけになることもあります。

一人で抱え込まず、キャリアについて相談するという選択

働く悩みは、単なるスキルや転職の問題だけではありません。 「どう生きたいのか」「どんな働き方をしたいのか」と深く結びついています。もし今、

  • 働くことに強い不安を感じている
  • このままでいいのか悩んでいる
  • 頑張っているのに苦しい

そんな状態であれば、一人で抱え込まず、誰かと整理してみることも大切です。
キャリア支援は、「転職するため」だけのものではありません。 自分自身の働き方や価値観を見つめ直し、“これからどう働くか”を考えるための時間でもあります。
弊社では、皆さまのキャリアに関するお悩みを整理するお手伝いをしております。相談者の方が抱えている悩みをお伺いし、あなたを悩ませているものは何なのか?あなたを悩ませているものを解消したり、うまく付き合っていく方法について、自ら道筋を見出すための支援をいたします。まずはお気軽にご相談ください。。初めてのご相談では、30分間の無料相談もご用意しております。

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専門家

福島治男(キャリアコンサルタント)

キャリアデザイン・メンタルサポート株式会社

製造業での会社員経験を生かしたキャリアコンサルティング。丁寧な傾聴で相談者の自律的な成長を支援します。組織課題を可視化することで、働く人と企業が共に成長できる環境づくりに貢献します。

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