今までの思い込みの枠を広げると、出来る事が広がりますね
こんにちはサポートコーチ出雲の山根浩二です。
今日は求人難の会社が人材の紹介をしてもらえる頼み方について書いてみます。
以前、実際に採用担当の方から無料相談を受けてお話した内容になりますが、その会社は社員を採用したいと言われていたので、出会う方に、「いやー人がいなくて困ってるんですよ、誰か、いい人がいたら紹介してください。」という風に出会った方に頼まれていたそうです。
それでも、なかなか紹介してくれる人もいなくて、採用に困っていたと、そんな話を一通り聞いてからの話なのですが、私はこうして客観的に話を聞いていて、伝えたのは、
「もし、あなたが逆の立場で知人から人がいないから紹介してくれ、そんな感じで頼まれた時に、どう感じますか?」
「自分の大事な方を紹介しますか?」
そんなふうに聞いてみたところ、しばらく考え込まれました。
私から伝えたのは、
「先ほどの言葉から感じるのは、人材が定着しない大変な仕事で、会社の方にも、もしかしたら問題があるのかもしれない。誰でもいいから紹介してくれ、なんて私にまで言うんだから本当に困ってるんだろうな、でもそんなところに私の大事な知り合いを紹介するのは、やりたくないなぁ」こんな風にも取れませんか?という風に言いました。
じゃあ、どうしたらいいんですか?ということなので、その後、一緒に、
どんな感じの職場なのか?
症状にはどれぐらいの、やりがいのあるのか?
どれだけ出世の可能性があるのか?
待遇面はどうなのか?
その職場で働いたらどんなメリットがあるのですか?
これについては徹底的に聞きました。
そんな話を聞きながら浮き彫りになったことがあります。それを踏まえて、こう伝えました。
「もし、今我が社は業務拡大で、優秀な人材を求めています。正社員で幹部に出世する可能性があります。チャンスですので是非知り合いで、やる気のある若者がいたら紹介してください。」
こんな風に頼まれたら、どう感じますか?
聞いたところ「すごくいい感じです。全然違いますね、という感想をいただきました。」
ポイントは、ヒアリングから見えてきた、正社員だということ、そしてその社員が、そこまで出世する可能性がある、ということ、それを織り込んだ形で、紹介のお願いの言葉を作っただけです。
その言葉からは、プラスのイメージが浮かぶと思います。その為に他の方にも話しやすい内容になっていると思いますし、その方の大事な方にでも、伝えてもらえるような感じになっています。
物事には必ずプラスとマイナスがあります。それを求人の頼み方に応用しただけの話ですが、これに気づいていない方はたくさんいると思います。
単純に考えても、最初の紹介のお願いの仕方をされた時に、じゃあ頼まれた方が、その職場で働きたいと思うのか?ということです。
自分事として考えても、なんか忙しそうで大変そうで、なんか問題がある会社かもしれないな、という風に考えると思います。
でもその採用担当者は、自分のことしか見えてないから、相手の気持ちになれないわけです。そんな余裕がないわけです。
だから、独りよがりのお願いの仕方になっていたんです。コーチが客観的に自分ごととして聞いてみたら丸見えです。これが自分事を外した客観視の力ですね。
もちろん表面的な頼み方の方法を変えたとしても、すでに世の中に、その会社の評判が悪くなっている場合は、意味がないでしょう。
最近書いている社風を良くする方法、などの内部改革も必要です。ただ外部から会社の内部は見えないものです。と言うかあなたの会社のことをそんなに注視して観察している人はあまりいません。
今日はここまで、明日続きを書きます。