コーチとの対話の中で起こること、突破的な成果を生み出す仕組み(比喩的説明)
こんにちは、サポートコーチ出雲の山根浩二です。
今日は私が実際にクライアントさんとのセッションで行っている事を、お伝えします。
今回は、マトリクスです。
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★マトリクスとは
マトリクス表というのは、日本語でいうと「行列」にあたります。縦横の軸に情報を並べることによって整理するという手法です。すっきりと簡潔に物事を整理できるので、コンサルタントの資料でよく使われる手法です。
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今回紹介するのは、一番有名なタイプのマトリクスです。
クライアントさんの価値観や、優先順位を、明確にした方が良いなーという時に、提案して、やってもらっています。
セッションの内容や、クライアントさんの要望によるのですが、その中で必要な場合には、コピー用紙に直線を二本引いて、クライアントさんに、付箋で分析したい項目を書いて頂いて、コピー用紙に考えながら貼り付けてもらいます。
例えば、時間軸が長期と短期、成果の価値が高いと低いでマトリクスを作って、付箋に項目を書き込んでから、付箋の場所を考えて張ってもらいます。
その際には、すべてクライアントさんの意思で決めてもらいます。
今行っている、各種の仕事や、これからやりたい事などが、マトリクスの上で場所が決まる事により、今まで曖昧に、どれも同じくらい大事だと思っていた項目が、2つの軸で比較すると、場所が明らかに違っていたります。
もちろん軸の意味を変更すれば、同じ項目の付箋を使っても、違うマトリクスが完成します。評価の基準が変りますので、それも意思決定の参考にしてもらいます。
マトリクスは、様々な項目で、考えれるツールですので、仕事、人間関係、お金、アイデア、優先順位、意思決定など、基準を変える事で応用可能です。
私がコーチングセッションの中で使うマトリクスは、クライアントさんの価値観を大事にしています。その為に、縦軸woの基準と横軸の基準は、クライアントさんの大事な価値観を入れてもらいます。
ここは時間を掛けてでも守っています。それは結果をクライアントさん自身で見つけたという風に感じて欲しいからです。
私のコーチングセッションでは、答えはクライアントさんに出してもらうという事を大事にしています。セッションを通じて答えを出してもらうのは変りませんけど、ご自身でも答えを導けるという感覚を身に付けて頂きたいからです。
クライアントさんに、自分自身でも答えを導き出せるけど、コーチと対話する方が、何かと効率は良いよね、という感じで良いと思っています。
所詮、コーチが普段の生活に付き合って課題解決を手伝う訳にはいかないですし、契約中でさえも、クライアントさんとコーチが対話する時間は、クライアントさんの人生の、ほんの一部でしかありません、なのでクライアントさんの課題解決に対する自信も高めれるように意識しています。
マトリクスの話に戻しますね。
例えば、やりたい気持ちと、稼げるのかで、マトリクスを作ると、クライアントさんの中には、稼げないけど、やりたい気持ちが高い事柄が見つかったりします。
そのマトリクスの表に対して、クライアントさんが、「じゃあ、やりがいが一番だから、そちらを選びます」でもコーチは良いですし、逆に「いやいや、やりたい事は、将来やれば良いので、今は多く稼げる方を選ぼう」でもコーチは良い訳です。私には、クライアントさんが、どちらを選ばれても、「どうぞ」という事です。
例えば、現在の事業内容に対してマトリクスに入れようとして、基準を、長期と短期の時間軸、成果の高さで作ったとします。
クライアントさんが「これで明確になったので、成果の高い事業に注力しよう」でも良いし、「成果の出ない事業を縮小しよう」でも良いですし、「今の事業を検討したけど、これでは新しい事業を生み出さなければ先が無いという事が分かりました」という事でも、コーチは良い訳です。
このマトリクスを、コーチングセッションの中で行う理由は、クライアントさんが漠然と理解したつもり、分析したつもりになっている事を、マトリクスで分析するのは個人でも出来る事でも、コーチが寄り添い行う事で、もしかしたらクライアントさんだけでは、思考の脱線が起こり、分析できなくなるというのを予防して、セッションの時間内で終わらせようという意識で取り組めるという事で、一人で行うよりも、素早く出来るからです。
そして、コーチの問いかけで、マトリクスの縦軸と横軸の基準が出やすいですし、付箋の項目も引き出されますので、より多くの項目が分析できます。
優先順位を、付けたいけど、一つの基準では決められないという時には、マトリクスは有効です。
今回は、コーチングセッションの中で活用している、マトリクスについて、お伝えしました。
ありがとうございます。