信頼を失う商売、信頼を高め続ける良い商売の話し
自分の仕事の価値を理解して、単価を上げ、利益を倍増出来ます。
こんにちはサポートコーチ出雲の山根浩二です。
以前から何人もの職人の方から同じような話を聞きます。
「自分の仕事なんか誰でもできるような簡単なことだよ」
「そんな誰でも出来るような仕事で高いお金なんかもらえないよ」
いやいやいやいや、その仕事本当は誰でもは、できないですよと伝えるのですが、あまり受け取ってもらえません。
例えばガラス屋さん。「ガラスを切って枠にはめるなんて誰でもできるよ」
例えば住宅の外壁工事屋さん。「外壁のサイディングボード貼りなんて、今じゃどの業者でもやるよ、あんなの誰でも出来るから」
例えばイベント設営屋さん。「テントを設置するなんて人数さえいれば誰でもできるでしょ。」
例えばタイヤ屋さん。「タイヤの脱着なんて誰でもできる簡単な作業だよ」
いやいやいや、その作業の中に必ず細かいノウハウ使ってるでしょう。あなたは当たり前だと思うけど、それ知らなきゃ簡単にできないでしょ。
こういった類の話は何度も聞いてきました。
そしてそういった方たちの話の続きは、「簡単な作業だからあまり価格を高くできない。」「あまり儲からない。」「高い事言えないよ」「少し高く言っても通るだろうけどね。」という感じです。
いやいや、もったいないでしょ。
もっと儲かるのに、もらっていない。まるで上から落ちてくる金貨手のひらだけで受け止めていて、両脇からたくさん落として捨てているようなものです。
いや私も体験したから、よくわかるんですよ。ちゃんとした価格が決まっている。物品の販売の場合は、普通にできていたのに、形のないサービスを売ろうと思った時に、本当の意味で低下がなかったりすると、価格を高く言えなくなってしまう。
視野が狭くなって自分のことしか見てなかったら本当にそうなってしまう。
「お客さんに高いと言われる」「それだったら別のとこに頼むよ」「そんなんだったら自分でやるよ」「あなたに頼んで失敗だったよ」等など。
そんな恐怖が来ると思ってるわけです。
だから本当に望んでいることが言えない。
こういうのは第三者から見るとクリアに見えるわけです。
具体的には以下のような理由で専門家に頼むわけです。
例えばタイヤ交換
「忙しいから、」「面倒だから、」「専門家に任せたほうが安心」「経験を積んでる人の方が手早くできるから、」「失敗して怪我をしたくない。」「滅多にやらないことなのに専用の道具を揃えるなんて無駄」
そう考えてお金を払って専門家に頼むわけです。考えてみれば当たり前ですよね。
働くとはハタを楽にすること、という言葉を知っていますが、お客さんを楽にすることによってお金をいただく、というのが商売だと思っています。
その仕事に対するノウハウで必ず蓄積されるものです。タイヤを持ち上げる角度だったり、タイヤの溝を確認する知識・判断、ナット締め上げる力加減、自分の体に合うように考えたやりやすい動作、腰を痛めない姿勢、体に染み込んだ流れるような動作、使い込んだ道具、独自に工夫した道具、などなど。
それを、同業他社の値段も知らないまま値付けをしているなんて事も聞きます。
見積もりを出したら、「こんなに安くていいんですか」とお客さんにびっくりされたという話も何度も聞いたことあります。
結果的に利益が少なく、経費が賄えなければ、事業を継続することはできなくなります。その結果はお客さんが迷惑する。
せっかく気に入った店があったのに、その店がなくなってしまって新しい気に入った店を探すために、時間と労力を使わなければいけなくなる。
それこそ近くにない独自のサービスだったりすると、お客さんを困らせてしまう。
独自ではないにしても、継続されている仕事には、必ず価値があります。
小さい商売では安くたくさん売るなんてことは難しいんです。いいものを安く、なんてことは規模が大きいからできることです。世間ではそれがあたかも正しいように言われています。これもある種の思い込みと言うか洗脳です。
電化製品のような規格がある商品ならば、同じ商品ならば安い場所の方が売れるとは言えるかもしれません。でもそもそも全く同じ商品ではなかったり、独自の工夫やサービスが付属していたり、完全にその人個人の才能が使われたサービスだったり、そうすると安いから売れるという世界ではないです。
そもそも人は「安物買いの銭失い」という経験をたくさんしていて、本当は良いものは高いというのを実感しているんです。
安いものを買って失敗した経験たくさんありませんか?
結構な割合の方が、金額が高い方が信用できる商品だという価値観を持っておられます。こういう分野にはお金は惜しまない。そういう方と商売している方はきちんと安定しているんです。
安物買いのお客さんはもっと安い所が出たらそこへ行っちゃいますよ。
あなたの仕事もきちんと価格を上げて利益を増やしませんか?
「そんなことできないよ」「やればいいけどそうして売れなくなったら困る。」「そもそもの怖くてしたくない。」「どうやって、やったらいいかわからない。」「そんなことできるわけない。」そういうふうに思ってしまう人もぜひ一度お問い合わせください。
実際に価格を上げた実例もありますし、あなたのお仕事の状況を聞かせていただければ、その中で気づきが起こるように導くことがきっとできます。