やれば良いのは分かっているけれども 行動出来ない解決の手順
最近、元新聞記者の方にインタビューされて出来た文章です。初公開です。
ビジネスの価値に気づき、誰もが豊かに生きるために
ビジネスサポートコーチ 山根浩二
―山根さんのコーチングの特徴を教えて下さい。セッションを受けた方は、どのように変化されますか?
自分の本当の価値に気付いていかれる方が多いですね。
―自分の本当の価値。具体的には?
そうですね。例えば、ある理学療法士の男性は「独立したい。けれど、自分には無理なんじゃないか」と悩まれていました。話を聞いてみると、保険外のリハビリや施術を受ける人が来てくれるのか不安な様子。そこで、そもそもどうして理学療法士を目指したのか、ということを掘り下げていきました。すると「学生時代に身体を壊した際、理学療法士の施術のおかげで回復できたから」と話されたんです。
―自身の経験がベースにあったんですね。
そうですね。そこで「その人に出会わなければ、どうなっていましたか?」と聞いてみると、「いまごろどうなっているか分からない」と。最後に「あなたにとって、そのときの理学療法士はどのような存在ですか?」と質問したんです。すると「神のようなものですね」と答えられました。その直後に、文字通り「ハッ」とした表情に変わったんです。
―いま、自分も同じ存在として患者さんに接している事に気付いた?
そうだと思います。自分の価値、自分の仕事への尊厳が腑に落ちたのでしょうね。
多くの人が思い込みの枠の中で生きています。そしてそのことに気付いていない。その枠を外して自分の本当の価値に気付くことで、より幸せな生活を送れるようになります。
―思い込みの枠を外して自分の価値が腑に落ちると、仕事の取り組み方も大きく変わる。そうすれば収入も増えそうな気がしますね。
実際に増収、増益になっていきます。あるリラクゼーションサロンの経営者は、「地元では単価が上げられないので、もっと都会に移転しなければならない」と思い込んでいました。単価設定について質問すると、周辺の同業者の価格帯に合わせていることが分かりました。でも、そのお店で使っている素材はどれも一級品ばかりで、同様の施術は都市部のサロンではかなり高額なものだったのです。なので、提供している素材と、サービスの真の価値に確信を持つようにアプローチしたのです。その後、単価を上げたにも関わらず、以前より繁盛するようになりました。
―価値を自覚し、確信を持つ。力強い印象を受けました。その価値をどう消費者に伝えていくのか。そこも大切なのでしょうね。
その通りです。なので、その人が持っている真の価値の伝え方も提案しています。多くの経営者は利益を限界まで削り、ぎりぎりのラインまで安価にして商売しています。そうした価格競争の次元にいたのでは、当然ビジネスは成り立ちません。価値を確信し、それをお客さんに理解できる形で伝えていく。そうするだけで、お客さんのほうから「売ってほしい」と言われる存在になるのです。このことは12年間続けていた訪問販売の経験からも、確信を持って断言できます。
―最後に、山根さんがコーチとして目指す世界を教えて下さい。
皆がわかり合えて、幸せになれる世界です。ビジネスのサポートも、そこを目指して行っています。
―ビジネスサポートが、どのように世界を幸せにしていくことに繋がっていくのですか?
確実に繋がっていきますよ。例えば先ほどのサロンのように、経営者の方が自分の仕事の価値に気づけば、より利益が上がっていきますよね。そうすれば、その利益が社員に還元され、社員の家族も幸せになります。幸せな人が増えていけば地域経済の循環も良くなっていきます。そのような地域では、人間関係も自然とより良いものとなっていくでしょう。
自分の思い込みに、人は本当に囚われがちなんです。でも、話をきいていくと、誰もがすごい価値や強みを持っている。気付いていないだけなんです。しかも、それらを伝えても受け取らない人も少なくありません。とてももったいないことです。なぜなら、客観的に見えるものは、思い込みではなくて事実だからです。事実としての自分の素晴らしさをもっと自覚して、磨きをかけていくだけで、まったく違う明日が始まります。それが巡り巡って、地域の、世界の幸せへと繋がっていくのです。自分の価値を見いだし、世の中に伝えていきたいと願われる方は、お気軽にご連絡下さい。豊かな明日に向けて、共に歩み始めましょう。
(インタビュアー 大村隆)