主婦がイデコを利用するのはデメリットなのか?
30代からの老後資金の積立(iDeCo②)
前回は老後資金の準備としてイデコの魅力を書きました。
今回はイデコにかかる費用を見ていくこととします。
「加入時に一回だけかかるもの」
2,777円(実施主体である国民年金基金連合会に支払い)
*資産残高により金額が違う金融機関もあり。
「運用期間中毎月かかるもの①」
103円(掛金が口座から引き落とされる都度国民年金基金連合会に支払い)
*それに口座保有にかかる64円が事務委託先金融期間に支払い
合計167円
「運用期間中毎月かかるもの②」
0円~500円程度(窓口になる運営管理機関に支払い)
「商品によりかかるもの」
投資信託(元本確保型でないもの)を選択したら
信託報酬
信託財産留保額
のどちらか或いはどちらもかかる
と大きく分けて上記4つの手数料がかかります。
*移すときと受け取るときは今回省きました。
注目すべきは「運用期間中毎月かかるもの②」です。
これは窓口である証券会社や銀行などの運営管理機関ごとに決められています。
0円のところもあれば、毎月500円程度のところも多く、かなりの差があります。
この差をちょっと考えてみましょう。
以前の例で使った30歳で始めて60歳まで、30年拠出した場合、0円と500円の差は
500円×12ヶ月×30年=18万円
ということは、30年で最大20万円弱の差が自動的についてしまうということに
なるのです。
もちろん、手厚いサービスがあるのでといった窓口金融機関であれば
納得して手数料を払うこともあると思いますので、大切なことは
「手数料を比較する、サービスに見合ったものか確認して金融機関を決める」
これに尽きます。
今回はこのあたりにしておきます。
次回はお金にも働いてもらう時にかかる信託報酬と信託財産留保額について
書こうと思います。
お楽しみになさってください。