水の摂りすぎは本当に体によくない?

山路美晴

山路美晴

テーマ:東洋医学豆知識

地球も体も循環が大事


前回、健康な体を維持するには充分に水分を摂ることが大切、というお話しをしました。

以前は、「水を飲み過ぎると水太りする」などという考え方もありましたよね。

「水太り」というのは、「むくみ」をさすと考えられます。

体がむくむのは、水の飲み過ぎが原因ではなく、飲んだ水がきちんと代謝されないことが原因です。

東洋医学では、体内の水分の代謝に関係するのは、

・肺
・脾
・腎

であると考えます。

肺は、自然界で言うと雲の働き。
 呼吸と皮膚から、体内の水を蒸発させます。

脾は、自然界で言うと大地の働き。
 汚れた水ときれいな水を分けて、いならい水を腎に送ります。

腎は、自然界で言うと海や川の働き。
 集められた水を貯めて、外に排出します。

この三つがうまく働かないと、体には水がたまってしまいます。

中でも、基礎体力を作る土台となる「脾」の働きは重要なのに以外と忘れられがちです。

養生の基本は本当にシンプルで、

「ちゃんと食べる」
「ちゃんと寝る」
「ちゃんと動く」

この三つに尽きるんですよね!

(この投稿は2019年12月5日のメルマガ記事ですが、メルマガスタンドの移行に伴いこちらに投稿しました。)

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山路美晴
専門家

山路美晴(獣医師)

滋賀ペット治療院

鍼灸・整体など東洋医学に基づく診療で、動物本来が持つ“自分で治ろうとする力”を引き出す。ローラー鍼などの「刺さない鍼」やお灸を用いて、家庭でペットのケアを行う講座を各地で開催している。

山路美晴プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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