アメリカ環境保護庁EPAの薪ストーブ排ガス規制について
川越市の的場で薪ストーブの設置工事をさせていただきましたお客様からのご紹介で近所の会社様の事務所棟の薪ストーブの入れ替え工事をさせていただくことになりました。
今まで13年?ご使用のダッチウエストはバックプレートもボロボロとなり・・・
当時の薪ストーブショップが取説をしていなかったようで触媒周りの掃除を一度もしていないとのこと。
天板を取るとこんな感じです。
このダッチウエストは近所の方に貰われていくそうです。(苦笑)
さて今日から事務所の新しい顔になったのはトラビス社のロックポートです。
世界で1番厳しい排ガス規制を設けているアメリカEPAが公開している排ガス規制値の上位を独占しているメーカーです。
この白いの何だかわかりますか?
実はこれ、炉内に設置されている触媒の温度を測定する温度計なんです。
先のダッチウエストもそうですが触媒式の薪ストーブの場合にはダンパーの開閉のタイミングに少々気を使う必要があります。
触媒は260度くらいの温度にならないとその効果を発揮できません。
僕が煙突掃除でユーザーさん宅を訪ねた際にお聞きしてみると、みんさん薪を追加したら直ぐにダンパーを閉じているそうです。
意外と無頓着にダンパーを操作しているようです。
炉内温度が低い段階でダンパーを閉じれば、煙突からの煙は減らず、触媒自体も目詰まりしやすくなりますね。
でも触媒の温度を計測するのは簡単ではありません。
がしかし。
トラビス社は考えてくれました。それがこの触媒温度計です。
ロックポートの炉内の上部にある触媒が赤赤と熱せられているのがおわかりでしょうか?
触媒測定器はここの温度を計測してます。
つまりダンパーの適切な開閉のタイミングがわかるわけですね。