煙道火災という言葉でユーザーに恐怖心を与えているストーブショップ

今日僕の耳に入ってきたのですが・・

35,000円→50,000円→70,000円

ここ数年の某ストーブショップさんの煙突掃除の料金の値上げの推移です。

商売ですので誰が何をいくらに価格設定するかはもちろん自由ですのでその事について第三者が口をはさむことは許されません。

ただ一つ気になるのは、ストーブショップさんのセリフです。

『弊社の煙突掃除は高いですが煙道火災を保証しますよ』

『他社で煙突掃除をした時点で煙道火災の保証はなくなりますよ』

との言葉です。

薪ストーブの設置工事をされたお客様に煙突掃除の定期メンテ契約をさせるためのセリフです。

『煙道火災』　って怖い言葉ですよね。

素人さんはビビリます。

でもよく考えてみてください。

万が一・・煙道の中で堆積したススに埃が混ざり・・

発火したとしましょう。

でもそれは他の物を延焼させる程のエネルギーなどもっていません。

所詮は燃えカスです。

長時間に渡って強烈なエネルギーを発生させるパワーなど無いのです。

また二重断熱煙突とは煙道内でスス等が発火しても外に熱を出さない性能を持っています。

それなのに・・・です。

煙道火災、煙道火災とお客様を不安にさせて、高額の煙突掃除契約を締結させようとする・・・

7万円の煙突掃除を打診されたユーザー様曰く。

『ヤ○ザよりもたちが悪いですよ！』

御気の毒です。


問題は煙道火災ではないのです。

煙突掃除を何年もしないユーザーさんの意識なのです。

煙突掃除なんて簡単なものです。

だって煙突内部にブラシを通すだけですから。

誰にだってできる事です。

もちろん屋根に上がるという事が苦手でなければですけど。（汗）

僕らが頂戴している煙突掃除の料金は危険手当みたいなものなのです。



ユーザー様に代わって屋根の上に上がりトップの状況を確認し清掃させていただく手間賃です。

煙突掃除を受けないストーブショップが多いのには理由があるのです