栃木県芳賀町でガルバ鋼板屋根を開口しての薪ストーブ工事
『屋根から煙突を抜いたら雨漏りすると知り合いの大工さんに言われたのですが・・・』
既存住宅のお住まいの方から、時々このような質問をされます。
たしかに、屋根に穴を開けるわけですから、心配になるのも当然です。
だから、薪ストーブの工事に慣れていない工務店さんは、壁出しを推奨してきます。
無理無理に煙突を曲げて、軒先を避けて屋根上まで立ち上げます。
僕はこれを、『無茶振り』 と呼んでいます。
この無茶振り・・意外と多いです。
この無茶振りは新築物件での屋根出しの煙突施工でも有り得ます。
それは、新築段階で薪ストーブの設置位置を考慮しないで設計した場合です。
HPやブログでも何度もお話をしているのですが、日本国内の薪ストーブ普及率は0.5%以下と言われています。
つまり、薪ストーブ住宅の設計経験が豊富な設計士さんや工務店さんと巡り合う確率は、相当低いものとなります。
そして、間取りの提案のできる薪ストーブショップは、ほとんどありません。
完成した設計図書の指定位置に薪ストーブを設置するだけ。
薪ストーブ住宅の設計に長けている設計者さんなら問題ありませんが、そうでない場合どうなるか?
想像してみてください。
薪ストーブはエアコンと違って、間取りに影響を与えるツールです。
このことだけは覚えておいてください。
さて今日は、東松山市の既存住宅で煙突設置工事をしてきました。
1階の天井(2階の床)を開口して、更に2階天井と屋根を開口して煙突を真っすぐ上に立ちあげました。
瓦屋根にフラッシングの収めです。
①東松山市で薪ストーブの火入れ式