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鈴木一正
経営コンサルタント
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鈴木一正(経営コンサルタント)
合同会社スズセイ
日比翁助専務は理と情を兼ね備えた経営者であった。今では問題視されてしまうだろうことだが、寝食を忘れて仕事に打ち込む従業員を見て感涙するそんな姿があった。*********◎食事時間に食事も出来ぬ多忙客...
どんな店舗でも、その店独特の雰囲気というものがある。「この店はお客様を大切にしているんだろうな」とか、その逆に「この店はお客様に関心がないのかもしれない…」などなど、店内を歩いているとなんとなく伝わ...
今回は少々脱線して、万国博覧会?に向けた日比翁助専務の思いを語った部分をご紹介したい。「東京は穢いので、宿泊は箱根へ泊まってもらえ!」なかなかユーモアがあって面白い。もしかしたら本気だったかもしれ...
日比翁助専務は現実主義者であった。日清戦争、日露戦争に勝利した日本はアジアでの存在感を高めたことで、アジアでの影響力を高めようという米国との利害がぶつかることが多くなっていた中で、対米融和を主張す...
◎広告されたる日本帝国日露戦捷の広告依りて近来外国人の日本へ来遊して来る者が増して来た。処で彼等外国人は如何なる観念を以て日本に来るか。日本は山紫水明である。美術国である、極楽国である。として其...
オンライン英会話ビジネスの研究をしている仲間がいます。オンライン英会話はサブスクリプション(継続課金)で、1ヶ月の学習時間の長さ(選択コース)や継続期間の長さによって企業側の収益が変わってきます。受...
日比翁助の卓越したところは、商売の目的を単なる利益の確保におかず、“国民経済への貢献”においたところだと思う。企業の中長期的成長のためには、短期の利益を犠牲にしても継続してブランド価値の向上のために...
◎客に与ふる利益は同一にせよ客を待遇するに今一つ必要なものがある。客の利益を与ふるには公平でなければならぬと云ふことである。不公平が一番悪い。仮りに三越で五千圓の福引をする。当つた人は幸福である...
日比翁助が、「商売繁昌の秘訣」として、単に商品を並べるだけでなく、店舗環境や店員の接客サービスの重要性を指摘していることは、商人の実感であるにせよ、慧眼だと思う。*********◎顧客をして自己の存在...
それでは「第一編 商売繁昌の源泉」からご紹介したい。*********第一編 商売繁昌の源泉○大発展する商売の秘訣◎顧客が品物を買ふ以外の要求昔と今とは商売の仕振が違って来た。昔、客が来るのは唯其需要...
『商売繁昌の秘訣』は、日比翁助専務が口述したものを菊地暁汀が文字に起こしたと言われる。菊地暁汀は大倉喜八郎や安田善次郎などの経済人を取り上げて同様に口述筆記で書物としてまとめている編集者である。ま...
昨年2023年は三越の前身である越後屋が創業して350周年だった。企業の「寿命は30年」と言われる中にあって、350年というのは長寿企業であることは間違いない。もちろんさまざまな紆余曲折もあった。最も大きな変...
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