物価高の中でも、その人らしい暮らしを守るために
日常の現場では、ほんのわずかな違和感が重大なサインであることがあります。
ある日、利用者さんの「朝食時の呼びかけに少しふらついている」「歯磨きの手元が不安定」という変化にサポーターが気づきました。
いつもと違う様子を次のスタッフへ引き継ぎ、過去の病歴(脳梗塞の痕跡)を記憶していたスタッフが訪問看護師へ相談。その後、容体が変化したものの、迅速な救急手配と医療連携によって大事に至らず、無事に日常を取り戻すことができました。
障がい者支援の現場において、医療の専門知識を持たない私たちが判断に迷う場面は少なくありません。しかし、現場で重要なのは「管理者の判断を待つこと」ではなく、「目の前の変化に気づき、すぐに専門職と連携する現場力」です。
「いつもと何かが違う」という観察力と事前情報の共有、そして訪問看護や医療機関との速やかな連携。これらが組み合わさることで、利用者さんの安全と安心な暮らしを守ることができます。
日頃から「変化を察知する感度」を高め、チーム全体で命を守る取り組みを広げていきたいと思っています。


