浄土真宗のお墓と他の宗派のお墓との違い
皆様、こんにちは。
前回の続きです。
離檀料についてのお話は、今回で最終回です。
離檀料が何かの「料金」でないのならば、払わなくてもの良いの?と、疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
法的な考え方で行けば、日本では信教の自由が憲法で定められていますから、檀家を離脱したり、他宗派に宗旨替えする事自体は誰にも止められません。いくら今まで檀家さんのお世話をしてきた寺院といえども、檀家で居続ける事を強いる事は出来ません。
では、だからといって、檀家を離れる側も今までの関係を無かった事のようにしてしまうのも、少し違う気がします。問題はやはり、「離檀料」という言葉にあるのではないかと思うのです。
今こそ考えるべき「お布施」
離檀料という言葉を誰が言い出したのか定かではありませんが、本来の意義から考えれば、やはり「お布施」という言葉を使うべきではないでしょうか。
檀家を離れる方としては、今まで先祖代々お世話になったご供養に対する感謝を込めて、お布施として幾ばくかのお金をお渡しする事はごく自然な事ですし、寺院の側も自然に受け取れると思います。
料金ではなく、気持ちを込めたお布施である事が、何よりも大事な事ではないでしょうか。