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コラム

四十九日とお盆

2017年8月12日 公開 / 2017年9月21日更新

テーマ:宗教のこと

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓

皆様、こんにちは。
久しぶりの更新となってしまいました。今回は、お客様から非常に難しい、そして興味深い質問をいただきましたので、その事について書いていきたいと思います。

ハッとさせられる質問


あるお客様が、お身内の方をお墓に埋葬される際、立ち会っていた私に質問しました。
「故人はまだ亡くなってから四十九日を迎えていないのですが、お盆に「こちら側」に帰ってくることは出来るのでしょうか?」
今までこういった疑問を持ったことが無かった私としては、ハッとさせられる質問でした。

(日本の)仏教では、亡くなってから四十九日を迎えるまでは「中陰」(生と死の間)とされ、死後の世界で審判を受ける期間と考えられています。四十九日を経過した「満中陰」を迎えて初めて、仏様になる=成仏する事が出来るとされているわけです。

一方、お盆(盂蘭盆会)という行事は、亡くなったご先祖様を(死後の世界から)お迎えして歓待し、故人を偲び、感謝する期間になります。お客様が心配されていたのは、成仏されていない(審判を受けている最中である)故人をお迎えする事が、果たして出来るのだろうか、と言う点です。

「正解」は無いけれど


一般的には、故人は四十九日を迎えておらず、成仏できていないわけですから、お盆は来年に改めて新盆法要を行うもの、と考えるべきだとは思います。
しかし、中国仏教の影響を受けた四十九日という考えと、日本に元からあったご先祖様をお祀りする習慣と仏教とが融合したお盆の考え方は、その起源が違うため矛盾してしまうため、「正解」と言える解答があるわけではありません。

新盆の法要をするかどうかは、懇意にしているお寺さんに相談をしていただくとして、ご先祖様をお迎えする行事としてのお盆は、四十九日前であっても行って良いのではないかと私は思います。

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