エンディングノートに記すこと(終活準備編)
皆様、こんにちは。
今回はエンディングノートの基本的な事柄について書いていきたいと思います。
そもそも「エンディングノート」って何?
本屋さんで手に取ってみた事がある方はお分かりかと思いますが、エンディングノートという言葉は知っていても、どんなものか分からない、という方もいらっしゃっると思います。そこで、エンディングノートとはそもそもどんな物なのかをご説明します。
余談ですが、私自身は「エンディングノート」という言葉があまり好きではありません。エンディングというと、なんだかこのノートを書くと終わってしまうような気がしてしまうのです。ですから、当社オリジナルで作成した物には「終活ノート」と名付けました。このコラムでは混乱を避けるため、名の通ったエンディングノートという用語に統一していきます。
さて、エンディングノートとはそもそも何なのか。
前回のコラムで、終活というものは多岐に渡った分野について考えなければならない、と書きました。そして、単に考えただけでは他の人に伝える事が出来ません。エンディングノートとは、終活について考え準備した事を書き留め、ご家族や後に残る方へのメッセージとしてまとめておくものです。
エンディングノートの法的効力
注意しなければならないのは、エンディングノートは公式な遺言状ではありませんので、ノートに書かれた内容には法的拘束力が生じない、という事です。例えば、遺産を残す相手をエンディングノートに書き記しておいても、ご遺族の方はその内容に従わなくとも良いのです。ご自分の意思をご自身の死後、どうしても実現したい事柄がある場合は、公式な遺言状を作成する事をお勧めします。
次回はエンディングノートに記す際の考え方、心がけについて、もう少し詳しく書いていきます。