エンディングノートを記す際の心がけ
皆様、こんにちは。
今回から数回に分けて、「終活」の基本について書いていきたいと思います。
そもそも「終活」とは何か?
流行語大賞にもノミネートされ、一時期ブームにもなった「終活」という言葉。いまやブームというより一般化され、普通に使われる言葉になりつつあります。しかし、言葉としては知っている終活とは、一体何をすることなのか。なんとなくボヤッとしたイメージはあるものの、ハッキリとしたことは分からないという方も多いのではないでしょうか。
一般的な終活という言葉に対するイメージは、終活の「終」は「おわり」、「活」は「活動」を意味しますから、「自分の死後のための準備をする」という風に思われているようです。もちろん、意味としては合っていますが、これだけではなんとなく寂しい気持ちになってしまいます。わざわざ寂しい気持ちを抱えながら終活と呼ばれる活動を行うのは、とても辛いことです。私としては、終活という言葉を、もっと前向きに捉えていただきたいと思っています。
「死後のため」ではなく「生きるため」
いずれ私たちが必ず迎える、人生のエンディング。その為の準備をすることが「終活」ですが、準備をする事が目的ではありません。あらかじめ準備をすることによって心配事を無くし、今生きているこの人生を、さらに活き活きと過ごすために活動する。それが「終活」だと私は思います。自分の死後のことは誰も分かりません。分からないからこそ不安になるし、不安になるからこそ何とかしなきゃ、という焦りも生まれます。その不安を少しでも解消し、少なくしていくこと。不安が解消され、晴れやかな心で生きていくことこそが「終活」なのです。
では、終活は誰のために行うのか。その点について次回書いていきます。