お墓にまつわる単位の話
皆様、こんにちは。
今回は研磨工程について書いていきます。
最初は機械でも最後は人の手
研磨の方法については、以前も書きました。目が粗いの砥石からどんどん目の細かい砥石に切替ながら、何回も磨いていくことによって艶を出し、石の表面を平らにしていきます。
粗い砥石の時点では、機械任せのオートメーションでも一定の力で磨き続ければ良いので、問題無く行えます。所が砥石を細かくすればするほど、その石が持つ特性(硬さや粒子の細かさなど)に研磨が左右されるため、職人の感覚が必要になっていきます。一定の力だけでは無く、一種の不規則性が必要となるのです。
加工だけでなく研磨もまた、職人の腕の見せ所であり、墓石に価値が生まれる理由でもあります。
次回は彫刻について書きます。