墓地需要の移り変わり(1980年代~2010年代)
皆様、こんにちは。
「墓じまい」という言葉がメディアで取り上げられるようになって以降、「自分が元気な今のうちに墓じまいをしておきたい。」というご相談が増えてきました。よくよくお話を伺ってみると、お子様もいらっしゃり、お墓の跡継ぎ、あるいはお参りしてくれる家族の方はいらっしゃる。お墓の場所も、ご自宅やお子様たちの家から特別遠いわけでは無い。それなのに、「墓じまい」をしたいと言うのです。これは何故なのでしょうか?
このような相談をされる方は「子供に迷惑をかけたくないから。」とおっしゃる方がほとんどです。お墓がある事によって、お墓参りをしなければいけない。お墓の管理をしなければいけない。管理料を払わなければいけない。これらの事が、後に残るお子様にとっては迷惑なことだろう、と。それであればいっそのこと、「墓じまい」をしてしまって、自分たちの遺骨は永代供養墓に入れて管理を任せてしまうか、いっそのこと散骨でもしてもらえれば良い、とおっしゃるのです。
人それぞれの考え方はありますが、このような相談をされる方に共通の問題がある場合が多いのです。その問題とは何か?次回に続きます。