お盆の風習とお墓
皆様、こんにちは。
引き続きまして、僧侶派遣仲介サービスについてのお話を。
「お布施」に対する不満の声が多い、という事を昨日書きました。曰く「定価がハッキリしていないので分かりにくい」「僧侶の側の言い値で決まってしまう」「葬儀のお布施に100万円も請求された」などなど。端的に言えば、僧侶の方に法要で読経してもらうという行為の価値を計りかねる、という事に尽きると思います。
では、僧侶の方がお勤めされる法要とは、一体何なのか。おそらく、不満の原因は、一般消費者と僧侶の間で、この点に関する認識のズレが生じているせいなのではないでしょうか。お寺(僧侶)の側では、法要を勤めるということは、亡くなった方に対する「供養」であるという認識です。一方、不満を持たれる消費者の方は、法要を「僧侶によるサービス」と認識していると思われます。つまり、お金を払っただけのサービスを受けていないと思っているからこそ、不満に感じるのだと思うのです。
お寺の檀家であるということ、在り続けるということが「当たり前」ではなくなった現在、供養という概念を理解してもらう事は簡単ではありません。次回は供養とお布施について書きたいと思います。