霊園運営の観点から
皆様こんにちは。株式会社二上家、社長の二上です。
随分久しぶりの更新となってしまいました。思うところがありましたので、久しぶりにコラムを書きたいと思います。
去る9月26日と27日、私が終活カウンセラー資格を取得しました、一般社団法人終活カウンセラー協会が主催する「終活フェスタ」が、大田区産業プラザPiOで開催されました。私は日本石材産業協会のお墓相談員として、27日のみ参加いたしました。
昨年は、浜松町での1日開催でしたが、今回は二日間にわたる開催、出展する業者さんも増えて賑やかなイベントになると思っていたのですが・・・参加したのが2日目ということもあったのでしょうが、思ったほどの人出ではありませんでした。
理由は色々あると思います。開催場所の変更もあったでしょうし、2日開催によって来場者が分散してしまった、という事もあるでしょう。ですが、それ以上に、「終活」という言葉に対する、消費者の皆さんの心境の変化があったのではないかな、と思われます。
「終活」という言葉が取りざたされ、脚光を集め始めた当時に注目されていた「納棺体験」コーナーにはあまり人が集まっておらず、むしろ、現役の僧侶の方が法話をお話しいただくコーナーには人だかりが。つまり、物珍しさの部分が薄れ、むしろ「死」や「供養」という本質の部分にこそ、終活の意義や意味があるということに、段々と気付く人が増えているのではないでしょうか。その結果、多彩な見本市のようなイベントではなく、もっと一点に集中したイベントやセミナーの方にこそ、興味関心が集まるのではないかな、と思われたのです。
私自身が行った10月2日のセミナーには、以前と変わらず多くの方にお集まりいただきました。「終活」という言葉に対する関心自体はまだまだあるものの、その「質」が変わりつつあるのではないかな、と思います。