コラム
「供養」のための考え方、その方法
2013年8月28日 公開 / 2016年6月5日更新
我々のような墓石を扱う石材店は、葬儀社、仏壇仏具店と合わせて「供養産業」等とも言われます。そもそも「供養」って何か、ハッキリと答えられる方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。
辞書を引くとこう書いてあります(「デジタル大辞泉」より引用↓)
1 死者の冥福を祈って法会を営むこと。また、開眼供養・鐘供養・経供養など寺院の仏教行事をもいう。供養会(くようえ)。「先祖の―をする」
2 仏・法・僧の三宝や死者に、供物を供えること。また、その法会(ほうえ)。
なんだか難しいですね。文面だけ見ると、寺院や僧侶の方しか「供養」は出来ないかのように読めてしまいます。
これは私個人の考えですが、供養とは、ご先祖様や亡くなった方に「心を向ける」事だと思っています。その為の媒介(仲立ち)として、お花やお線香、果物などをお供えして、仏壇やお墓に相対する。そうすることによって、亡くなった方々を忘れてない、今生きている自分が有り難いということに思い至るのではないでしょうか。
供養は亡くなった方のためにするものでもあり、生きている自分のためにするものでもあります。そういった思いでお墓に向かえば、きっとすがすがしい気持ちになると思います。
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