永代供養墓って何？その買い方は？

最近、耳にすることが多くなった「永代供養墓」という言葉。言葉は聞いたことがあるけど、どういうお墓かよく分からない、という方も多いかと思います。そこで、今回は永代供養墓の解説をします。

永代供養墓とは、その名が示すとおり永代（＝永久)に渡って、そのお墓を管理する寺院や霊園(管理事務所)が、埋葬されている方の供養を行うお墓の事です。端的に言えば、お墓の跡継ぎの方がいなくとも、そのお墓の面倒は寺院や霊園が見てくれるというお墓になります。永代供養墓の供養の仕方としては、年に数回、墓前で読経・法要が行われるというところが多いです。

永代供養墓には大まかに2つのタイプがあります。まず一つ目は、跡を継ぐ方がいなくなってしまった、いわゆる「無縁墓」の遺骨を移してきて供養するタイプのお墓です。これは「無縁墓」「無縁塔」などと言われてきたもので、寺院墓地には以前から備えられていたところが多くあります。この場合、永代供養墓を使うための費用は特にかかりません。

もう一つは、他のお墓と同じように使用料を払って使うタイプのお墓です。基本的にあとの供養を寺院や霊園に見てもらうことを前提に申し込みをするので、1～2人用の墓所が用意されています。使用料の支払いは、申込時に全額支払う場合や、どなたかを埋葬するまで管理料を支払う場合など、寺院や霊園によって条件が異なりますので、申込時にしっかりと確認する必要があります。

永代供養墓を選ぶメリット／デメリットについては次回のコラムで書いていきます。