仏教とお墓の関係
埼玉県は、ほとんどの地域がお盆の真っ最中だと思います。
プロフィールにも書いてあるのですが、私自身、(株)二上家の社長業の傍ら、浄土真宗本願寺派の僧侶の資格を持っており、本日は所属する川越の光西寺にて、盂蘭盆会(うらぼんえ)法要を執り行いました。日本では、信仰心、宗教心が薄れて来つつあると言われていますが、まだまだ熱心なご門徒さんも多く、盛会の内に法要は終了しました。特に光西寺の盂蘭盆会では、お子様たちにくじ引き(これがホントのあみだくじ)をしてもらい、おもちゃをプレゼントしていますので、いつもの法要以上に熱気があります。
盂蘭盆会、いわゆるお盆とは、先祖迎えの期間になります。元々仏教行事としてはそういった意味合いはなかったのですが、日本の先祖供養・先祖信仰の文化と仏教が融合した結果、今のような形が定着していったものと思われます。ですから、お彼岸にお墓参りする意味と、お盆にお墓参りする意味は若干違うのですが、お墓参りをする機会としてとらえていただければ、ご先祖様も喜んでいただけると思います。
地域によって盆提灯や飾り付けなど、さまざまな習俗があります。こういったものを通して、出身地の文化に触れることもまた、お盆の醍醐味でもあります。