故人の取引先への死亡通知はどう送る?挨拶状のマナーと文例
皆様、こんにちは。
株式会社大阪セレモニー代表の山田泰平です。
身近な方を亡くしたその年の年末は、「年賀状はどうするのか」「年が明けてからの挨拶はどう伝えればよいのか」と迷う場面が続きます。特に、こちらから喪中はがきを出したあとや、反対に年賀状をいただいたあとの対応では、「失礼にならないか」と不安になりやすいものです。
そこで役立つのが、年明けの挨拶を整える「寒中見舞い」です。この記事では、喪中の方が年明けにどう振る舞えばよいか、寒中見舞いを出す時期と書き方、年賀状が届いたときの返し方までを、大阪の葬儀の現場目線で整理します。
- 年賀状の代わりに欠礼をお詫びするのが寒中見舞い
- 出す時期は松の内明けから立春まで
- 関西の松の内は一般に1月15日まで
- 年賀状が届いたときも寒中見舞いで返礼
結論|喪中の年明けの挨拶は寒中見舞いで整える
喪中のときは、新年のお祝いの言葉や年賀状を控えます。そのため、事前に「年賀欠礼」を伝えるのが喪中はがきです。しかし、間に合わなかった場合や、喪中と知らずに年賀状をいただいた場合に、年が明けてからの挨拶として用いるのが寒中見舞いです。
寒中見舞いは、新年のお祝いを避けながら、相手への気遣いや近況を伝えられる、喪中の年明けに適した挨拶状です。
年賀状を控えることを事前に伝える喪中はがきの基本を確認したい方は、喪中はがきの書き方とマナーをまとめた記事もあわせてご覧ください。今回は、年が明けてからの対応に絞ってお伝えします。
寒中見舞いを出す時期は松の内明けから立春まで
寒中見舞いは、松の内が明けてから立春(およそ2月4日頃)の前日までに届くように出すのが基本です。松の内の期間は地域で異なり、関東は1月7日まで、大阪を含む関西などは1月15日までとされることが多いため、地域に合わせた投函が安心です。
大阪など関西では松の内が1月15日までとされるため、寒中見舞いは1月16日ごろから立春までに出すのが目安です。
立春を過ぎてから出す場合は、「寒中見舞い」ではなく「余寒見舞い」として、おおむね2月末までに出します。時期の目安や地域差については、日本郵便(郵便局プリントサービス)の寒中見舞いの案内(https://print.shop.post.japanpost.jp/)でも最終確認できます。
寒中見舞いの基本構成と書き方
寒中見舞いは、冷たさが続く時期の相手を思いやる挨拶が中心です。喪中の場合も、暗い印象にする必要はなく、落ち着いた言葉で感謝と近況を伝えます。
- 冷たさを気遣う寒中見舞いの表現
- 年賀状へのお礼、または返事が遅れたお詫び
- 喪中で年賀欠礼となったことへの一言
- 相手の健康を気遣う結び
文面では、「寒中お見舞い申し上げます」という挨拶を大きく書き、そのあとに本文を続けます。年賀状のような「賀正」「迎春」などの賀語や、おめでたい言葉、年賀用のお札は使いません。
喪中の寒中見舞いでは、賀語や慶びの表現を避け、落ち着いた切手・はがきを選ぶのが基本です。
墨引きや縁取りの有無などは地域や家によって考え方が異なるため、迷ったときは年長の親族や菩提寺に確認すると安心です。
年賀状が届いたときの返し方
喪中にもかかわらず年賀状が届くことは、珍しくありません。喪中はがきを出していなかった方や、行き違いになった方から届くケースがあります。このとき、あわてて返事を書く必要はありません。
年賀状をいただいたときは、松の内が明けてから寒中見舞いとして、お礼と喪中で失礼した旨を簡潔に伝えるのが丁寧です。
年賀状をくださった方が喪中をご存じなかった場合は、責めるような書き方を避け、「ご連絡が遅くなり失礼いたしました」と添えると角が立ちません。喪中の知らせ方とあわせて整理したい方は、喪中はがきを誰まで送るかを解説した記事も参考になります。
仕事関係・取引先への年明けの挨拶
仕事関係では、喪中かどうかを伝えずに例年通り年賀状を用いる考え方もあります。一方で、取引先やご取引のある方へは、喪中の事情に触れずに通常の年始挨拶を交わす場面もあります。
仕事関係では、家庭の喪中と仕事上の年始挨拶を分けて考え、社内の慣習に合わせるのが現実的です。
故人が事業を営んでいた場合などは、取引先への死亡通知や挨拶状の出し方も考える必要があります。法人・商売関係の挨拶状の基本は、故人の取引先への死亡通知と挨拶状のマナーをまとめた記事で整理しています。
寒中見舞いを出す前に確認すること
寒中見舞いは、出す相手と目的を整理してから準備すると、文面が決まりやすくなります。たとえば、年賀状の返礼か、喪中の挨拶かで、文面の重きが変わります。
- 届ける相手とその関係性
- 出す目的(返礼・喪中の挨拶など)
- 松の内明けから立春までという投函時期
- 賀語や慶びの表現を避けた文面
挨拶状の一通にどこまで書くか迷ったときは、お悔やみや挨拶の言葉選びが参考になります。状況別の言い回しは、お悔やみの言葉のマナーと文例をまとめた記事もあわせてご覧ください。
大阪で喪中の年明け・葬儀後の挨拶に迷ったときの相談先
喪中の年明けは、寒中見舞いだけでなく、葬儀後の挨拶回りやお礼、法要の案内など、考えることが重なります。初めて喪主を務めた方や、年末に近い時期にご家族を送られた方は、細かな点で迷って当然です。
株式会社大阪セレモニーでは、大阪市旭区、千林、森小路、関目高殿を中心に、家族葬や一日葬のご相談を承っています。葬儀のあとの挨拶や年末年始の過ごし方についても、ご家族の事情に合わせてお伝えできます。
年明けの挨拶で迷ったときは一人で抱え込まず、葬儀社や親族に早めに確認することが、落ち着いた年明けへの近道です。
寒中見舞いの時期や文面は、落ち着いて準備すれば、難しいものではありません。松の内が明けてから立春までという目安を知り、賀語を避けた文面を選ぶことで、喪中の年明けを落ち着いて迎えられます。
寒中見舞いの文例と書き出しの注意点
寒中見舞いは、「拝啓」「敬具」などの頭語・結語を使わず、「寒中お見舞い申し上げます」の挨拶から書き始めます。本文では、近況への感謝や相手を気遣う言葉を短く添え、最後に日付を「令和○年一月」などと記します。
- 年賀状へのお礼と喪中で年賀欠礼となった旨
- 寒さの続く時期に相手の健康を気遣う一言
- 令和○年一月という置き日付
寒中見舞いの日付は、「令和○年一月」のように月までの表記にとどめ、具体的な日付までは書かないのが一般的です。
年賀状のお礼を伝える場合は、「早々に年賀状をお寄せいただきありがとうございました」といった表現が自然です。喪中で年賀状を控えたことに触れる場合は、「喪中のため年始のご挨拶を控えさせていただきました」と添えます。
寒中見舞いに使うはがき・切手の選び方
寒中見舞いには、年賀用のお年玉付きはがきは使わず、通常の官製はがきや、落ち着いたデザインの私製はがきを用います。切手も、慶びを連想させる柄を避け、落ち着いた意匠のものを選びます。
喪中の寒中見舞いでは、お年玉付き年賀はがきや慶びの柄を避け、落ち着いた官製はがき・切手を選ぶのが安心です。
慶びの印象の強い花のイラストや豪華な装飾は控え、冬の景色や落ち着いた草花など、季節感のある穏やかなデザインが適しています。


