遺品整理の費用相場【2025年最新版】安く抑えるコツと信頼できる業者選びの重要ポイント
皆様、こんにちは。株式会社大阪セレモニー代表の山田泰平です。
今回は、「喪中はがき」について詳しく解説します。
喪中はがきは、近親者に不幸があったことにより、新年の挨拶を控える旨を伝える挨拶状です。
「年賀欠礼状」とも呼ばれます。
「喪中はがきって、いつ出せばいいの?」
「どんな文面で書けばいいの?」
「喪中はがきを出さないのは、失礼にあたる?」
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
今日は、喪中はがきの意味、出す時期、書き方、文例、注意点、そして、近年増えている「喪中はがきを出さない」という選択肢について、詳しくお話しします。
喪中はがきを出す意味
喪中はがきは、単なる形式的な挨拶状ではありません。
- 故人の死を悼み、喪に服していることを伝える
- 新年の挨拶を控えることを、事前に知らせる
- 年賀状のやり取りを辞退する
といった意味があります。
喪中はがきを受け取った人は、その年の年賀状を出すのを控えます。
喪中はがきを出す時期
喪中はがきは、相手が年賀状の準備を始める前に届くように、11月中旬から12月初旬までに出すのが一般的です。
遅くとも、12月上旬までには投函しましょう。
喪中はがきを出す範囲
喪中はがきを出す範囲に、明確な決まりはありません。
一般的には、
- 故人の親族(2親等以内が目安)
- 故人と親しかった友人・知人
- 故人の仕事関係者
- 毎年年賀状のやり取りをしている人
などに出します。
ただし、故人が高齢で、交友関係が狭い場合などは、喪中はがきを出さないこともあります。
喪中はがきの書き方
喪中はがきは、以下の構成で書きます。
喪中であることの挨拶:
「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます」
「喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます」
など、定型文を使用します。
誰がいつ亡くなったか:
故人の続柄(父、母、夫、妻など)と、氏名を書きます。
故人が亡くなった月日と、年齢(享年または行年)を書きます。
日頃の感謝の言葉:
故人が生前お世話になったことへの感謝の気持ちを述べます。
「生前は格別のご厚情を賜り 厚く御礼申し上げます」
「故人が生前賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます」
など、定型文を使用します。
今後の変わらぬお付き合いのお願い:
「今後も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます」
「明年も変わらぬご交誼を賜りますようお願い申し上げます」
など、定型文を使用します。
日付:
喪中はがきを出す日付を書きます。
「令和〇年〇月」と、年と月のみを書くのが一般的です。
差出人:
喪主の氏名と住所を書きます。
家族一同で出す場合は、「家族一同」と書くこともできます。
喪中はがきの文例
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年〇月に 父 〇〇(享年〇〇)が永眠いたしました
生前は格別のご厚情を賜り 厚く御礼申し上げます
明年も変わらぬご交誼を賜りますようお願い申し上げます
令和〇年〇月
(差出人住所・氏名)
喪中はがきの注意点
年賀はがきは使用しない:
喪中はがきは、通常のはがき、または私製はがきを使用します。
弔事用の切手(胡蝶蘭の切手など)を使用しましょう。
句読点を使用しない:
喪中はがきには、句読点(、。)を使用しないのが慣例です。
近況報告は書かない:
喪中はがきは、年賀欠礼の挨拶状です。
近況報告や、お祝い事などは書かないようにしましょう。
華美なデザインは避ける:
喪中はがきは、シンプルなデザインのものを選びましょう。
イラストや写真などは、使用しないのが一般的です。
喪中はがきを出さないという選択肢
近年、
- 故人が高齢で、交友関係が狭い
- 家族葬を行ったため、広く知らせる必要がない
- 形式的な挨拶状を好まない
などの理由で、喪中はがきを出さないという選択肢を選ぶ方も増えています。
喪中はがきを出さない場合は、
- 年賀状をいただいた方に、寒中見舞いを出す
- 電話やメールなどで、個別に連絡する
などの方法で、新年の挨拶を控える旨を伝えると良いでしょう。
喪中はがきは、日本の伝統的な習慣ですが、必ず出さなければならないというものではありません。
故人様やご遺族の意向を尊重し、最適な方法を選びましょう。
株式会社大阪セレモニー



