死後事務を友人に託すとき、必ずやらなければいけないこと
4/22の朝日新聞神戸版に見つけた記事。
57歳の男性が86歳の認知症の女性から1億円だまし取って起訴されたというもの。
この手の事件は発覚が難しい。
なんで?って、本人が被害にあったと認識していないから。
今回は近所の住民→社会協議福祉会→弁護士→警察と情報が伝達。
女性の口座を調べたところ、容疑者への多額の送金が明らかになったそうだ。
しかし、よく口座を調べるまで出来たなあ、と私の感想。
よほど、住民の方々、社会協議福祉会のご担当者、弁護士さんが親身になって取り組んだのだろう。
住民が異変に気づいても放置されるのがこの手の事件だ。
銀行取引は本人確認が厳密で「財産管理を任されている専門職」と説明しても埒が明かないのが常だし・・・。
記事内で兵庫県弁護士会は任意後見契約を薦めている。
但し、任意後見契約は認知症がすすむと使えない制度なので、早めの活用検討が必要。
最後に、
この男性、贈与契約書まで作って女性に印鑑を押させている。
手が込んでいると言うか、法律を知ってると言うか。
すごい。
と変に感心してしまう。