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尊厳死

2016年2月25日 公開 / 2016年2月26日更新

テーマ:つぶやき

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

人生、後どれくらい生きられるか?と考えた時しておきたい事が幾つか有ります。
しかしそれらは手がけようとしてもなかなか手を付けることが出来ず後回しになっています。
なぜかな?と思うのですが死をまだ直ぐ様に感じていないからでしょうか?
後10年位かな?20年は無理かな?なんて今の自分は元気で
結局は差し迫った考えは持っていないのですよね・・・・

そんな時耳に入ってきたのは「尊厳死」です。
「ピンピンコロリと死にたい!」 は誰もが願う事ですが元気な時には
自分がどの様に死に直面するかがわかりません。
ただ、長い煩いで家族に迷惑を掛けることは出来るだけ避けたいと思うのです。
意識も薄れる状態で長く生きて面倒を掛けることだけはしたくないと望むわけです。

「尊厳死とは?」

「尊厳死」とは過剰な医療を避け尊厳をもって迎える自然な死のこと。
医療技術の進歩により重症患者でも呼吸や栄養補給・傷みを管理出来るようになり疾病によっては死に至る過程を人工的に引き延ばす事が出来るようになったことを受けて議論されるようになりました。

しかし日本ではまだ「尊厳死宣言」は法律上認められていませんので
書面で意思表示をしても実現される保証はないそうですが
 「日本尊厳死協会」 の調査によれば
95%以上の医療関係者が本人の希望を受け入れたと言うデーターもあるそうです。
そこで「尊厳死宣言書」を作成しておく事でその実現の可能性はかなり高まるそうです。

長い煩いは介護の費用にも関わってきますよね。
ある機関のデーターですが
介護の準備で住まいの補修などに掛かる費用が平均80万円。
又月々の費用が介護食の費用を除いて平均8万円。
介護に要する平均年数が4年と11ヶ月(約5年)かかるそうです。

これらを見ても 「尊厳死宣言書」 は書いておこうかなって思うこの頃です。

「尊厳死宣言書」は公正証書として作成しておくことが良いそうですが遺言とは又別のもの。
もちろん「尊厳死宣言書」を作成する前には「家族との話し合い」や「尊厳死を望む理由」「家族の同意」「医療機関に対する免責」など必要事項が幾つか有ります。

この記事を書いたプロ

高田治郎

墓石の専門家

高田治郎(株式会社 京石)

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