香川裕美プロのご紹介
苦しい状態から少しでも速やかに脱するために、心身のコントロールを促す物理的手法を優先(2/3)
TFTがラジオ体操レベルに生活に浸透し、誰もが活用できるものに
香川さんは小学生の頃からフィギュアスケートに親しみ、社会人としてのスタートはホテルのエクササイズ部門。心理学に興味を持ったのはストレスによる体調不良を起こす上司や同僚との関わりが契機となり、子育て中に通信制大学で心理学を本格的に学びました。
大手カウンセリングルームなどでカウンセラーとして現場経験を積み、子育てや家庭生活を重ねるうち「自分の知見を注ぐべき場所が、ようやく見えてきた」と独立を決意します。
きっかけは、体のあるポイントをタッピングしながら行う「TFT」(思考場療法)を学んだとき、たまたまデモンストレーションのテスト対象になったこと。
「例えば、高所、閉所恐怖症といった強い不安感から、軽い苦手意識まで、人によってストレスの程度には差があります。私の場合ゴキブリが大嫌いでしたが、1~2分のセッションの後、パニックにならず平然と駆除ができるようになり、数年経った今でもその状態が続いています。」
他人にはささいに思えても、本人にとって耐えがたいほどの恐怖や嫌悪があると知らず知らずのうちに、行動を制限されていることもあると言います。
「実際は私のケースほど単純ではないでしょう。スポーツ選手が過去のミスの記憶に縛られ、同じシーンで萎縮してしまう『イップス』状態を緩和するという報告もあります。ハーフタイム後、劇的にパフォーマンスが向上したゲームで、選手やコーチが積極的にTFTを取り入れていた、なんてことも少なくないようです」
「TFTがラジオ体操ぐらい生活に浸透して、誰もが活用できるようコツコツと伝えたい」との思いが香川さんを奮い立たせています。
<次ページへ続く>
香川裕美プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。