ジュエリーリフォームは宝石が持つ魅力を最大限に引き出す可能性を秘めてます
以前、
ブランドジュエリーの修理について
というコラムを書かせていただいたことがありますが、
今回はピアスをイヤリングにリフォームさせていただいた事例をご紹介いたします。
私、個人の見立てですが、やはり、ブランド各社さんは
・ デザインを損ねること(厳密にいうとデザインが変わる)
・ 販売員の知識・接客スキル
などの観点でリフォームの取り扱いをしているところはほとんどないと言っても過言ではないと
思います。
技術的には可能でも、ブランドの取り組みとしてリフォームができないという状況は
多々あると思っています。
私としては技術的に可能であるならば、お客様の望みをできるだけかなえてあげたい
と思っております。
男性のお客様からのご相談でした。
若い方で知らない人はいないであろう「4℃ジュエリー」のピアスです。
詳しくは聞いておりませんが、おそらく彼女さんへのプレゼントなのかなって思いました。
せっかく奮発して買ったものの、彼女がピアスの穴をあけてない・・。
これ決してレアなケースでなく、結構多かったりします。
男性としてはガックリですよね・・。
「イヤリングにリフォームできますか?」って聞いていただいたお客様はよいのですが、
もしかしたら行き場を失って男性の手元に残ってる・・
そんなピアスがあるのではないかとちょっと心配しています・・。
このお客様についても、いろいろと調べた上で当店にご相談いただいたのかと思います。
先にもお話したように、どこのブランドのピアスであるかは特に問題ではなく、
以下のポイントさえクリアになればリフォームできるものの多いかと思います。
1・ 地金素材について
メッキ品・シルバー品であれば不可。プラチナやゴールドなどの溶接がしやすい素材であれば
大丈夫です。
2・ デザインについて
複雑なデザインではなく、ピアスの針を取り除いて、新たなイヤリングパーツを取り付けることができる。
そのようなデザインであればリフォームが可能になります。
上記2点についてクリアになれば、多くのピアスがイヤリングにリフォーム可能です。
今回のお客様もこの2点がクリアになったので、こちらのようにリフォームができました。
ぜひ、ブランドジュエリーについては修理だけではく、リフォームが可能なものもございます。
もし、何かあれば、お求めになったショップだけでなく、最寄りの宝石店であったり、
当店を含めたジュエリーリフォーム・修理の専門店などに相談してみてはいかがでしょうか?
動画でのご紹介はコチラ