宝石リフォームで余った古枠(地金)の有効な再利用方法
ジュエリーリフォームは、
ダイヤなどの宝石を枠から外して、新しいデザイン枠に石を留めかえるセミオーダーが
一般的な流れになります。
ただ、時にはこのようなご要望をお聞かせいただくお客様がおられます。
「デザインはそんなに嫌いじゃないんだけど、指輪としてはちょっと使う機会が少なくなってしまって・・」
そうですね。譲り受けた宝石などでも、デザインは気に入っててもちょっと指輪としては使いづらい。
そのような声をお聞きすることが少なくはありません。
そのようなときにご提案するのが、当店だけの呼び方かもしれませんが・・・
「腕カット加工」
つまりは、指輪のアーム(腕)部分だけを切断し、切断部を綺麗に仕上げて、あとは
チェーンを通すバチカンを付けるという加工。
たとえばこちらのマベパールの指輪。
こちらの角度では少しわかりづらいですが・・
横から見るとこのような感じ。
すべてのデザインに「腕カット加工」が使えるわけではありませんが、こちらのような
完全にアーム部分とトップ部分が分離されているデザインは非常に加工がしやすいですね。
このような感じのペンダントに生まれ変わります。
一見、元々が指輪であったよには思えないような仕上がりです。
気になるカットした部分は
ご覧のように綺麗に仕上げることでペンダントそのものですね。
あと、この「腕カット加工」で特筆すべき点は、
加工費がとても安くつくというところ。
切り取ってアーム部分を地金下取りすることが可能です、シンプルなバチカンをつけるだけでしたら、
多くのものがバチカン加工賃とアーム部分の地金下取りが相殺されて費用の負担がなく出来上がるものが多いですね。
もちろんデザインによってはできないものもありますのでご注意が必要です。
ただリフォームの選択肢として知っていただくだけで、
かなりリフォームのデザインを選ばれるにおいて幅が広がるかと思います。
腕カット加工の事例を参考までに下記に。
[[意外と安くジュエリーリフォームができる方法~指輪の腕カット加工https://jewelry-kizuna.com/?doc=example_detail&id=1339]]
角ダイヤの一文字指輪の腕カットペンダント加工
マベパールの指輪をカットしてペンダントにリフォーム
あっ!!と驚きのアメジストのペンダント加工
お母さまから譲り受けたV字タイプの指輪をペンダントにリフォー